Windows10:HDDからのOS起動を速くする方法(コンパクトOS)

最近は、SSDの値段もかなり手ごろになり、システムディスクにSSDを利用することも多くなりましたが、従来型のHDDでもCPUパワーがそれなりにあるマシンであればWindows10の起動を高速化できるの機能があるのをご存知ですか?

それが「コンパクトOS」です。

ここでは、Windows10でコンパクトOS機能を操作する方法を紹介します。 

動作環境

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Professional 64bit 1903

「コンパクトOS」とは

「コンパクトOS」は、OSファイルを圧縮することで読み込むデータの量を減らし、従来型HDDからのWindows10の起動を高速化する機能です。

コンパクトOSが有効な状態では、圧縮されたOSファイルを利用する際に解凍処理が必要になり、CPUに負荷がかかります。そのため、CPUスペックがそれなりに高いマシンであれば、OSファイル解凍時のパフォーマンス低下を十分に相殺できる高速化が見込めます。

逆にCPUスペックが低いマシンでは、コンパクトOSを有効化することで、さらにマシンが遅くなってしまうこともあります。

また、OSファイルが圧縮されることから、非圧縮時と比較してディスク使用量を減らせる効果もあります。どれぐらい使用量が減るかは環境にもよると思いますが、私の環境では10.2GBが、5.7GBまで圧縮されました。

「コンパクトOS」の利用方法

コンパクトOSは、管理者権限で「コマンドプロンプト」や「Windows PowerShell」を起動して、コマンドで操作します。

コンパクトOSの状態を確認する

現在のコンパクトOSの状態を確認する場合は、以下のコマンドを実行します。

compact /compactos:query

コンパクトOSが有効な場合は、次のように表示されます。

システムは圧縮状態です。管理者が変更しない限り、この状態のままになります。

コンパクトOSが無効な場合は、次のように表示されます。

システムは圧縮状態ではありません。Windowsにより、圧縮はこのシステムにとって効果がないと判断されました。

コンパクトOSを有効化する

コンパクトOSを有効化する場合は、次のコマンドを実行します。

compact /compactos:always

圧縮中の進捗は表示されませんが、圧縮には時間がかかる(環境にもよりますが、1時間ほどはかかるでしょう)ので、ノートPCなどの場合は、電源に接続した状態で実行したほうがよいでしょう。

コンパクトOSを無効化する

コンパクトOSを無効化する場合は、次のコマンドを実行します。

compact /compactos:never

無効化には、圧縮時と同じように時間がかかります。

あとがき

OSをHDDにインストールしているけど、CPUスペックはそれなりにある場合は、コンパクトOSを有効化することで、恩恵を受けることができると思います。

ただ、CPUスペックが低いマシンの場合は、有効化しないほうが良いかもしれません。

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