ノートパソコンの多くにはキーボードの手前にタッチパッドが搭載されており、マウスがなくてもパソコンの操作ができるようになっていますが、タッチパッドをうまく使いこなせていないとお感じの方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、標準的なWindows向けのノートPCでタッチパッドを使った操作方法を解説します。普段ノートPCをよく使っているなら覚えておいて損はないです。
目次
カーソルの移動
最も多く利用する操作であるカーソルの移動は、タッチパッド全面を指でスライドさせることで実現します。
左クリック
ファイルなどを選択するときに使用する左クリックは、タッチパッドの右下以外の部分を押し込むか、タッチパッドを1回軽くタップします。
右クリック
ファイルなどを右クリックしたいときは、タッチパッドの右下部分を押し込むか、タッチパッドを2本指で同時にタップします。
ダブルクリック
ファイルを開いたりアプリを起動するときのダブルクリックは、タッチパッドを2回軽くタップします。
スクロール
スクロールさせたいときは、左クリックした状態で指を上下左右にスライドさせるか、タッチパッド上を2本指で同時にスライドさせます。
ドラッグ&ドロップ
ドラッグ&ドロップしたいときは、左クリックまたは右クリックした状態で指をスライドさせ、ドロップしたい場所で指を離します。
拡大・縮小
拡大・縮小したいときは、2本の指をタッチパッド上で広げたり縮めたり(ピンチアウト、ピンチイン操作)します。
また、アプリによっては動作が異なる場合があり、例えばWindowsのエクスプローラーでは、ファイルの表示方法を切り替えることができます。
3本指や4本指でのジェスチャー操作
Windowsでは、3本指や4本指を使ったジェスチャー操作も可能で、3本や4本の指での動作は、Windowsの設定画面で変更もできます。
以下では、3本指や4本指でのデフォルトの操作を紹介します。
検索
3本の指でタッチパッドをタップすれば「検索」画面が表示されます。
アプリを並べて表示
3本の指で上へスワイプすれば、現在起動しているアプリを並べて表示できます。
ウィンドウの切り替え
3本の指を左または右にスワイプすると、ウィンドウの切り替えができます。
デスクトップを表示
3本の指で下へスワイプすれば、現在起動しているアプリすべてを最小化してデスクトップを表示できます。
アクションセンターの表示
4本の指でタップすれば、アクションセンターを表示できます。
仮想デスクトップの切り替え
仮想デスクトップ機能を使っているときに、4本の指で右または左にスワイプすれば、仮想デスクトップの切り替えができます。
設定を変えたいときは
3本や4本の指での動作を変更したいときは、Windowsの「設定」から「Bluetoothとデバイス」>「タッチパッド」を開いて設定変更が可能です。
たとえば、3本指ジェスチャーの設定では、3本指でタップしたときの動作や3本指で上下左右それぞれにスワイプしたときの動作を指定できます。
あとがき
ノートPCを持ち出すことがあるなら、マウスを持ち歩くのはスマートとは言えません。タッチパッドを上手く使いこなしてスマートな操作を身に付けことをおすすめします。