Windowsでは、ハードディスク上のドライブやCD/DVDドライブ、USBメモリ等の接続機器にドライブ文字(ドライブレター)が割り当てられます。
ドライブ文字の割り当ては、ドライブをフォーマットするときに指定するか、そうでない場合は接続時にWindowsにより自動で割り当てられますが、手動で別のドライブ文字に変更することもできます。
そこでここでは、Windows 10で接続機器に割り当てられるドライブ文字(ドライブレター)の割り当てを変更する方法を紹介します。
ドライブ文字には、アルファベットのAからZまでの文字が利用され、Windowsがインストールされるドライブには通常「C」というドライブ文字が割り当てられます。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro x64 | 21H2 |
ドライブ文字(ドライブレター)を変更する
Windowsがインストールされているドライブ(通常はCドライブ)のドライブ文字は変更できません。
また、アプリケーションをインストールしているドライブのドライブ文字を変更すると、そのドライブにインストールされているアプリケーションが起動できなくなるなど、予期せぬトライブるが発生する可能性があるのでご注意ください。
ドライブ文字を変更するには、まずスタートボタンを右クリックして、メニューから「ディスクの管理」を選択します。
ディスクの管理画面が開くと、接続されているハードディスクや光学ドライブなどが一覧表示されているので、ドライブ文字を変更したいドライブまたは機器を右クリックして、メニューから「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。
ここでは例として、CD/DVDドライブのドライブ文字を「Z」から「S」に変更します。
「ドライブ文字とパスの変更」画面が表示されるので「変更」をクリックします。
「次のドライブ文字を割り当てる」の右側のプルダウンメニューから、割り当てたいドライブ文字を選択し「OK」をクリックします。
なお、既にほかのドライブに割り当てられているドライブ文字は選択できません。
「ドライブ文字に依存する一部のプログラムが正しく動作しなくなる場合があります。続行しますか?」とメッセージが表示されるので「はい」をクリックします。
以上で、ドライブ文字が変更できました。
あとがき
多数の記憶装置(ハードディスクやUSBメモリなど)を接続するような場合は、ドライブ文字の割り当てを、管理しやすいように変更したいこともあるでしょう。
そのようなときに、お役立てください。