Windows環境では、フォルダーやファイルのショートカットを作成すると、ショートカットファイルの左下に矢印マークが付いてそのファイルがショートカットであることをわかりやすくしてくれています。
ですが、利用環境によってはショートカットファイルに矢印マークを付けたくないといったケースもあるかもしれません。
そこでここでは、Windows 10でショートカット作成時にファイルの左下に矢印マークを付けない方法を紹介します。

ショートカットファイルに「- ショートカット」を付けないor任意の文字列を付ける方法
ここでは、Windows 10や11でショートカット作成時にファイル名末尾に「- ショートカット」を付けなくしたり、任意の文字列を付けるよう変更する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 21H2 |
設定方法
ショートカット作成時にファイルの左下に矢印マークを付けないようにするには、レジストリ設定が必要になります。
設定手順は、管理者権限でコマンドプロンプトまたはPowerShellを起動して、以下のコマンドを実行します。
C:\> REG ADD "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Icons" /f /v 29 /t REG_SZ /d "%SystemRoot%\System32\shell32.dll,50"
コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば設定完了です。
最後に、Windowsを再起動すれば設定が適用され、ショートカットファイルの左下に矢印マークは表示されなくなります。
なお、エクスプローラーでアイコンの表示レイアウトを「特大アイコン」や「大アイコン」を選択している場合のみ表示がおかしくなるので注意が必要です。
設定を元に戻したいときは、以下のコマンドを実行してWindowsを再起動します。
C:\> REG DELETE "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Shell Icons" /f
あとがき
エクスプローラーで一部のレイアウトを選択したときに表示がおかしくなってしまうことを除けば、役立つ場面もあるでしょう。