Windowsの操作を効率化する方法として、まず覚えておきたいのがキーボードショートカットですが、さらに効率化したいなら「マウスジェスチャー」ツールがおすすめです。
マウスジェスチャーツールを利用すると、アプリケーションなどをマウスポインターの動きで操作できるようになり、慣れてくると操作スピードを格段に上げることができます。
そこでここではWindows 10を例に、おすすめのマウスジェスチャーツールを紹介します。
目次
マウスジェスチャーとは
Windowsでアプリケーションをマウスで操作する場合、画面上のボタンなどをクリックするなどの操作が一般的ですが、マウスジェスチャーは、マウスクリックではなくマウスポインターの軌跡によって各種の操作を行います。
マウスジェスチャーによる操作は、慣れるまでに少し時間がかかりますが、慣れてくるとクリックによるアプリ操作にくらべて、格段にスピーディーな操作が可能です。
マウスジェスチャーツールは、単体のソフトウェアとして提供されていたり、メジャーなWebブラウザなら、拡張機能として提供されているケースもあります。
なお、ほとんどのマウスジェスチャーツールでは、マウスジェスチャーを通常のマウス操作と区別するため、ジェスチャー操作のときは、右クリックや、キーボードの特定のキーを押しながらマウスを動かします。
なお、複数のマウスジェスチャーツールを同時に利用すると、操作が競合するなどして、想定外の動作をひき起こす場合があるので注意が必要です。
ブラウザの拡張機能
Webブラウザの操作でマウスジェスチャーを利用したいときは、ブラウザの拡張機能として提供されているマウスジェスチャーツールがおすすめです。
メジャーなWebブラウザ(Google Chrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge)であれば、以下のようにたくさんヒットます。
Strokes Plus
StrokesPlus - Free Mouse Gestures for Windows XP to Windows 10
ブラウザ以外の任意のアプリでマウスジェスチャーを利用したいときは、単体のソフトウェアとして提供されているマウスジェスチャーツールが利用できます。
Windows 10対応のマウスジェスチャーツールとして人気があるのは「Strokes Plus」です。
Strokes Plusは、デフォルト設定のままでも便利に使えますが、特定のアプリケーションやウィンドウでのみ使用可能なジェスチャを設定したり、自分でアクションを追加するなど、きめ細かな設定もできます。
アクションを追加するには、スプリクト言語を記述する必要があり、若干敷居が高いですが、公式サイトでサンプルスプリクトも提供されており、ググればスクリプトを配布しているサイトも見つかるでしょう。
Crevice4
Crevice 4 を入手 - Microsoft Store ja-JP
「Crevice 4」は、Windows 10向けのマウスジェスチャーツールで、Microsoft Storeからストアアプリとしてインストールしたり、GitHubのプロジェクトページからダウンロードすることもできます。
Crevice4は、Google ChromeやFirefoxといったWebブラウザーやエクスプローラーを共通のジェスチャーで操作でき、Strokes Plusと同じようにスクリプトを記述することで、自分でアクションを登録することもできます。
あとがき
マウスジェスチャーは、操作になれるまでに少し時間がかかるため、敬遠してしまいがちですが、操作を覚えるとその効果は絶大です。より効率的な操作を求めているなら、お試しあれ。