Windows 10で、シャットダウン・再起動・サインアウト・ロック・スリープする場合、以下のように何通りも方法があり、みなさんも各々でやりやすい方法で行っているかと思います。
- スタートメニューから
- サインイン画面から
- スタートボタンを右クリックしたメニューから
- [Ctrl]+[Alt]+[Del]キーを押してから
- [Alt]+[F4]キーを押してから
- コマンドを実行して
- PCの電源ボタンやスリープボタンから
- PCのフタを閉じる
ですが、上に挙げたほとんどの操作は、2アクションから3アクションぐらいの操作が必要になり、煩わしさを感じている方もいらっしゃるでしょう。
そこでここでは、最速でシャットダウン・再起動・サインアウト・ロック・スリープといった操作を行う方法として、これらの操作を行うコマンドをショートカットから実行する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 20H2 |
ショートカットを作成する
ショートカットの作成場所は、自分の好きな場所で問題ないですが、ここでは例としてデスクトップに作成します。
まず、デスクトップの何もない場所を右クリックし、メニューから「新規作成」>「ショートカット」をクリックします。
ショートカットの作成画面が開くので「項目の場所を入力してください」の欄に、動作に合わせたコマンドを入力して「次へ」をクリックします。
- 完全シャットダウン - shutdown /s /t 0
- 高速シャットダウン - shutdown /s /t 0 /hybrid
- 再起動 - shutdown /r /t 0
- サインアウト - logoff
- ロック - rundll32 user32.dll,LockWorkStation
- スリープ - rundll32 PowrProf.dll,SetSuspendState
次の画面で、ショートカットにわかりやすい名前を入力して「完了」をクリックします。
以上で、デスクトップにショートカットが作成され、このアイコンをダブルクリックすれば、所定の動作を1クリックで実行できます。
なお、このままだとアイコンのデザインが分かりにくいので、以下の手順でアイコンのデザインを分かりやすいものに変えておくことをおすすめします。
アイコンのデザインを変更する
作成したショートカットアイコンを右クリックして、メニューから「プロパティ」をクリックします。
プロパティ画面が開くので「ショートカット」タブの下部にある「アイコンの変更」をクリックします。
アイコンの選択画面が表示されるので「このファイル内のアイコンを検索」欄に、設定したいアイコンが含まれるファイル名をフルパスで入力して、Enterキーを押します。
自分でアイコンを用意しても良いですが、Windows 10に標準で用意されているアイコンを利用する場合は、以下のファイルがおススメです。
- %SystemRoot%\system32\imageres.dll
- %SystemRoot%\system32\SHELL32.dll
ファイルを指定すると、ファイルに含まれているアイコンの一覧が表示されるので、ショートカットの機能が分かるアイコン選択し「OK」をクリックします。
ここでは、例として電源ボタンのアイコンを選択しました。
プロパティ画面に戻り、選択したアイコンが表示されていることを確認して「OK」をクリックします。
以上で、ショートカットアイコンのデザインを変更できました。
ショートカットアイコンのデザインを変えておけば、どのような操作が行われるか視覚的にも分かりやすくなります。
あとがき
最初にショートカットを作る手間はありますが、作ってしまえば地味に便利ですよ。
お試しあれ。