Windowsのロック画面のニュース表示をオフにする方法

Windows 10や11のロック画面は、これまでは天気やカレンダー、メールといった標準アプリなどからの通知を表示することぐらいしかできませんでしたが、最近になってロック画面に天気や株式相場、スポーツの結果、ニュース、交通情報などの情報を表示するウィジェット機能が搭載されました。

たとえば、以下の画像では天気に加えて交通情報が表示されています。

ですが、今はまだ表示される内容をカスタマイズできないため、不要と感じている方もいらっしゃるでしょう。

そこでここでは、Windows 10と11のそれぞれで、ロック画面に表示されるニュースなどの情報を表示しないように設定する方法を解説します。

Windowsの設定からオフにする

Windows 10でWindowsの設定からロック画面に表示されるニュースなどの情報の表示をオフにする手順は、次のとおりです。

まず、デスクトップの何もないところを右クリックして、メニューから「個人用設定」を選択します。

個人用設定の画面が表示されるので、画面左側から「ロック画面」を選択して「ロック画面に詳細な状態を表示するアプリを1つ選択します」のアイコンをクリックして「なし」を選択します。（「天気など」を選択すれば再び表示されます。）

以上で、ロック画面にニュースなどの情報は表示されなくなります。

なお、再び表示させたいときは、同じ画面で「ロック画面に詳細な状態を表示するアプリを1つ選択します」のアイコンをクリックして「天気など」を選択すれば、元の状態に戻ります。

Windows 11でWindowsの設定からロック画面に表示されるニュースなどの情報の表示をオフにする手順は、次のとおりです。

まず、デスクトップの何もないところを右クリックして、メニューから「個人設定」を選択します。

個人用設定の画面が表示されるので、画面右側から「ロック画面」を選択します。

ロック画面の設定画面が表示されるので「ロック画面の状態」にあるドロップダウンで「なし」を選択します。

以上で、ロック画面にニュースなどの情報は表示されなくなります。

なお、再び表示させたいときは、「ロック画面の状態」で「天気など」を選択すれば、元の状態に戻ります。

Windows 11なら、レジストリ設定でロック画面にニュースなどの情報を表示させないようできます。設定は、管理者としてコマンドプロンプトなどを起動して、以下のコマンドを実行します。

> reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Dsh" /v AllowNewsAndInterests /t REG_DWORD /d 0 /f

コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば設定完了で、Windowsにサインインし直すことで適用されます。

なお、上のレジストリ設定はマシンにサインインするすべてのユーザーに適用され、ロック画面だけでなく、タスクバーに表示されているウィジェットも無効化されます。

設定を戻したいときは、管理者としてコマンドプロンプトなどを起動して、以下のコマンドを実行します。

> reg delete "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Dsh" /v AllowNewsAndInterests /f

Windows 11 Pro以上なら、グループポリシー設定でロック画面にニュースなどの情報を表示させないようできます。

グループポリシー設定は、スタートボタン横の検索ボックスに「gpedit.msc」と入力してエンターキーを押します。

ローカルグループポリシーエディターが起動するので、画面左側のツリーから「コンピューターポリシー」＞「管理用テンプレート」＞「Windowsコンポーネント」＞「ウィジェット」を選択して、画面右側のポリシー一覧から「ウィジェットを許可する」をダブルクリックします。

「ウィジェットを許可する」の設定画面が表示されるので「無効」を選択して「OK」をクリックします。

設定は、Windowsにサインインし直すことで適用されます。

なお、上のグループポリシー設定はマシンにサインインするすべてのユーザーに適用され、ロック画面だけでなく、タスクバーに表示されているウィジェットも無効化されます。

設定を戻したいときは「ウィジェットを許可する」の設定画面で「未構成」を選択します。

ロック画面にニュースなどの情報を表示する新しいウィジェットは、ロック画面の有効活用に役立ちそうなので、早く表示内容をカスタマイズできるようになってほしいですね。