Windows10を無線LAN(Wi-Fi)に接続して利用する場合、有線LANのようにLANケーブルを接続すればすぐにインターネットに接続できるというものではなく、あらかじめ接続設定を行わなければなりません。
そこでここでは、一般的な家庭環境を例に、Windows10を無線LAN(Wi-Fi)に接続するための手順を紹介します。
なお、ここでは家庭内でWi-Fiルーターが稼動しており、インターネット接続できる環境は整っていることを前提とします。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 2004 |
無線LAN(Wi-Fi)の設定
Windows10で無線LAN(Wi-Fi)の接続を設定する手順は、次のとおりです。
Windows10マシンで、タスクバー右端にある「アクションセンター」アイコンをクリックして、クイックアクションの一覧から「ネットワーク」をクリックするか、タスクトレイに表示されているネットワーク接続アイコンをクリックします。
すると、接続可能なアクセスポイントがリスト表示されるので、Wi-Fiルーターのアクセスポイント名をクリックします。
アクセスポイントの接続ボタンが表示されるのでクリックします。
今後、このアクセスポイントに自動的に接続したい場合は「自動的に接続」にもチェックを入れておきます。
ネットワークセキュリティキーの入力ボックスが表示されるので、アクセスポイントのパスワードを入力して「次へ」をクリックします。
アクセスポイントの表示が「接続済み、セキュリティ保護あり」と表示されていれば、接続完了です。
タスクトレイのインターネット接続アイコンは以下の画像のように表示され、インターネット通信ができるようになっているので、Webブラウザーを起動し、Webページが表示できるか確認しましょう。
Wi-FiルーターなどにDHCP機能がなく、IPアドレスが自動取得できない環境では、以降の手順を実施して、IPアドレスを手動で設定します。
IPアドレスを手動で設定するには
IPアドレスを手動で設定する手順は、次のとおりです。
タスクトレイのインターネット接続アイコンをクリックして、接続しているアクセスポイントの「プロパティ」をクリックします。
プロパティ画面が開いたら、下にスクロールして「IP設定」にある「編集」をクリックします。
「IP設定の編集」画面が表示されるので、プルダウンから「手動」を選択します。
「IPv4」のスイッチをクリックしオンに設定すると、IPアドレスなどの入力画面が表示されるので、環境に合わせてアドレス情報を入力し、入力が完了したら「保存」をクリックします。
※IPv6環境なら「IPv6」のスイッチをオンに設定して、情報を入力します。
プロパティ画面に、設定した情報が表示されているので間違いがないことを確認します。
以上で、IPアドレスの設定完了です。
あとがき
スマートフォンを使ったWi-FiテザリングやモバイルWi-Fiルーターなど、通信量に応じて課金される回線を利用している場合は、従量課金接続の設定もお忘れなく。
