Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

Windows 10では、作成したファイルなどを保存するための「ユーザーフォルダー(デスクトップ、ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック、ダウンロードなど)」がユーザーごとに用意されており、デフォルトで「C:¥Users\<ユーザー名>」フォルダー配下に保存されています。

ですが、ユーザーフォルダーをシステムドライブ(Cドライブ)配下に配置していると、ユーザーフォルダーにたくさんのファイルを保存したときに、システムドライブの容量が圧迫され、Windowsの動作に影響を及ぼすことがあります。

そこでおススメしたいのが、ユーザーフォルダーの場所をシステムドライブ以外のドライブに設定する方法です。

ユーザーフォルダーをシステムドライブとは別の場所に保存しておけば、システムドライブの容量不足を気にする必要がなくなり、ユーザーデータをバックアップしたいときにも何かと便利です。

そこでここでは、Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit20H2

ユーザーフォルダーの場所を変更する

ユーザーフォルダーには以下の種類がありますが、いずれも同じ手順で場所を変更することができます。

  • デスクトップ
  • ドキュメント
  • ピクチャ(カメラロール、スクリーンショット、保存済みの写真)
  • ビデオ
  • ミュージック
  • ダウンロード
  • 3Dオブジェクト

ここでは例として「ダウンロード」フォルダーの場所を「D:¥user_folder\Download」に移動します。

まず、エクスプローラーを起動し、左側のメニューから「PC」をクリックします。

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

ユーザーフォルダーの一覧が表示されるので「ダウンロード」フォルダーを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

「ダウンロードのプロパティ」画面が表示されるので「場所」タブを選択して「移動」をクリックします。

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

「移動先の選択」画面が表示されるので、移動先のフォルダーを選択して「フォルダーの選択」をクリックします。

ここでは「D:¥user_folder」フォルダーを開き「Download」フォルダーを選択しています。

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

「ダウンロードのプロパティ」画面に戻るので、指定した場所に変更されていることを確認し「OK」をクリックします。

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

「元の場所のすべてのファイルを、新しい場所に移動しますか?」というメッセージが表示されるので「はい」をクリックします。

Windows 10でユーザーフォルダー(個人用フォルダー)の場所を変更する方法

以上で「ダウンロード」フォルダーの場所が変更されました。

あとがき

ユーザーフォルダーの場所をシステムドライブとは別のドライブに保存するよう設定しておけば、システムドライブの容量不足を心配する必要性が減り、トラブルなどでWindowsをインストールし直すときも、ユーザーデータを事前にバックアップするといった作業を減らせるメリットがあります。

パソコンに複数のディスクを搭載しているなら、おススメの設定です。