Windows10のセキュリティ対策はWindows Defenderだけで大丈夫?

Windows10のセキュリティ対策はWindows Defenderだけで大丈夫?

Windows Defender(ウィンドウズ ディフェンダー)は、Windows10に標準搭載されているセキュリティ対策機能で、次の2つの機能があります。

  • Windows Defenderウイルス対策
  • Windows Defenderファイアウォール

以前のWindowsでは、標準搭載されているセキュリティ対策機能はおまけ程度で、サードパーティーのセキュリティ対策ソフトを導入するのが一般的でしたが、Windows10になってからは、標準搭載されているセキュリティ対策機能が大きく強化されており、パフォーマンス、マルウェアの検出精度、使いやすさの点で、有償のセキュリティ対策ソフトと同等の高い評価を受けています。

そうなると、Windows10のセキュリティ対策には、わざわざ有償のセキュリティ対策ソフトを導入しなくても良いのかが気になるところです。

そこで、ここでは個人で利用するWindows10のセキュリティ対策は、標準機能だけで大丈夫なのかを機能面やサポート面をメインに解説します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows10 Pro 64bit20H2

Windows Defenderの機能

基本的な機能は搭載されている

Windows Defenderでは、セキュリティ対策に最低限必要と考えられる以下の機能は標準で搭載されており、ユーザーが設定しなくても自動的に動作しています。

  • リアルタイム保護機能
  • スキャン機能
  • ファイアウォール機能
  • Webフィルタリング機能(Smart Screen)

設定項目がシンプルで分かりやすい

Windows10では、Windows Defenderなどのセキュリティに関連する項目は「Windows セキュリティ」にまとまっており、現在の状態もタスクトレイに分かりやすく表示され、PCに不慣れな方でも使いやすくなっています。

Windows10のセキュリティ対策はWindows Defenderだけで大丈夫?

Windows10のセキュリティ対策はWindows Defenderだけで大丈夫?

動作が安定している

Windows Defenderは、Windows10に標準搭載されている機能のため、他のセキュリティ対策ソフトに比べて、Windowsの機能アップデートなどでトラブルが発生しにくく、安定した動作が期待できます。

一部の機能は手動で有効化する必要がある

他のセキュリティ対策ソフトは、セキュリティを重視している場合が多く、デフォルト設定では過剰に保護され、ユーザーの利用環境に合わせて保護の度合い調整することが多いですが、Windows Defenderは、ユーザーの利便性を重視しているため、デフォルト設定では最低限の保護のみが行わ、セキュリティを強化したい場合は、ユーザーが設定を調整する必要があります。

たとえば、Windows Defenderウイルス対策には、高度なセキュリティ対策機能として「ランサムウェアの防止」などが搭載されていますが、これらの機能はデフォルトで無効化されており、セキュリティを強化したい場合は、これらの機能をユーザーが手動で有効化する必要があります。

また、Windows Defenderファイアウォールも、デフォルトで受信はブロックされていますが、送信は許可されており、セキュリティを強化したい場合は、送信もブロックして、必要な通信のみを許可するなどの設定を行う必要があります。

搭載されていない機能もある

他のセキュリティ対策ソフトに搭載されている機能で、Windows Defenderに搭載されていない機能としては、次のようなものが挙げられます。

  • 迷惑メール、フィッシングメール対策
  • ID、パスワードの保護(パスワード管理)
  • デバイス盗難防止機能
  • マルチデバイス、マルチプラットフォームへの対応

セキュリティ対策機能として、上に挙げた機能を必要とする場合(たとえば、メールソフトで電子メールの送受信を行っている場合や、ノートPCに盗難防止機能が欲しいときや、PCだけでなくスマートフォンなどでも同じセキュリティ対策ソフトを利用したい場合など)は、他のセキュリティ対策ソフトの利用を検討する必要があるでしょう。

Windows Defenderのサポート

Windows Defenderは、Windows10の標準機能のため、個別機能としてのサポート窓口はなく、問い合わせはWindowsの総合的なサポート窓口を利用することになりますが、電話やメールでの問い合わせ先が分かりにくく、総じてサポート品質に不安があります。

対して、有償のセキュリティ対策ソフトの多くは、サポート窓口への連絡方法が分かりやすく記載されていることがほとんどで、何かあったときのサポート品質にも期待できます。

また、Windows Defenderのサポート情報ページについても、有償のセキュリティ対策ソフトのページに比べて情報量が少ないと感じます。

Windows セキュリティによる保護を利用します | Micrososftサポート

あとがき

個人的な感想ですが、Windows DefenderはWindows10になって格段に使いやすくなって、機能も強化されており、機能面で決定的に不足しているものは見当たらず、セキュリティ対策ソフトの選択肢としてありだと思います。

ですが、サポート面では心もとないところがあり、それを補うには、Windowsやネットワークなどについての知識があり、ある程度のトラブルは自己解決できるスキルが必要と感じます。

総合的にみると、一般的なユーザーの場合は、有償のセキュリティ対策ソフトを利用する方が、安全性と安心感を手軽に手に入れることができると思います。

記事が役立ったらシェアしてくれるとうれしいです。

あなたにおすすめのコンテンツ