Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

会社で利用しているWindows 10パソコンなどでは、セキュリティ対策としてPCの前を離れるときは画面をロックしてからという方も多いと思いますが、ついつい忘れてしまうこともあるでしょう。

そこでここでは、そのような時にも備えて、Windows 10を一定時間操作していないと自動的にロックさせる方法を3つ紹介します。

「個人用設定」から設定する

最も簡単な方法は、ユーザーごとに「個人用設定」から設定する方法です。

どのユーザーでサインインしても同じ設定が適用されるよう設定したい場合は、後述のレジストリもしくはグループポリシーで設定します。

手順は、次のとおりです。

まず、デスクトップの何もないところを右クリックして、メニューから「個人用設定」を選択します。

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

「個人用設定」画面が開いたら、画面左側にあるメニューから「ロック画面」をクリックして、画面右側にある「スクリーンセーバー設定」をクリックします。

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

「スクリーンセーバーの設定」画面が開くので「再開時にログオン画面に戻る」のチェックをオンにしてから「待ち時間」に、ロックするまでの待ち時間(分)を入力して「OK」をクリックします。

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

以上で、設定した時間何もしていないと自動的にロックされるようになります。

レジストリで設定する

レジストリで設定した場合は、マシン全体の設定として適用され、どのユーザーでサインインしても設定が適用されます。

手順は、次のとおりです。

管理者権限でコマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを実行します。

「/d」オプションでロックされるまでの待機時間を秒数で指定し、下のコマンドでは「60秒(1分)」を指定しています。

> reg add "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System" /v InactivityTimeoutSecs /t REG_DWORD /d 60 /f

コマンド実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されていることを確認して、Windows 10を再起動します。

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

以上で、設定した時間何もしていないと自動的にロックされるようになります。

グループポリシーで設定する

グループポリシーで設定した場合も、マシン全体の設定として適用されるため、どのユーザーでサインインしても設定が適用されます。

手順は、次のとおりです。

タスクバーの検索ボックスに「gpedit.msc」と入力し、候補から「グループポリシーの編集」を選択します。

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

「ローカルグループポリシーエディター」が開いたら、以下の設定項目を開きます。

  • コンピューターの構成>Windowsの設定>セキュリティの設定>ローカルポリシー>セキュリティオプションにある「対話型ログオン:コンピューターの非アクティブ状態の上限」

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

「対話型ログオン:コンピューターの非アクティブ状態の上限」の設定画面が開いたら「コンピューターがロックされるまでの時間」に、画面がロックされるまでの待機時間を力して「OK」をクリックします。

Windowsを一定時間操作していないときに自動ロックさせる方法

ポリシーを設定したら、Windows 10を再起動します。

以上で、ポリシーが適用され、設定した時間何もしていないと自動的にロックされるようになります。

あとがき

Windows 10には、上で紹介した方法以外にもBluetoothでペアリングされているデバイスを使用して、ペアリングしているデバイスがBluetoothの通信範囲外に離れると、自動的にPCをロックしてくれる「動的ロック」機能も搭載されています。

手持ちのスマートフォンとWindows 10パソコンをBluetoothで接続できる環境なら試しみるのも良いかもしれません。