Windows10を使いやすくするMicrosoft製ユーティリティー「PowerToys」

Windows10を使いやすくするMicrosoft製ユーティリティー「PowerToys」

Windows95やWindowsXPの頃からWindowsを利用しているパワーユーザーの方なら「PowerToys」と聞いて、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

「PowerToys」は、その昔Windows95やWindowsXPをより使いやすくするために、Microsoftが提供していたユーティリティーソフトで、多くのパワーユーザーの方が利用していました。

その「PowerToys」が、Windows10向けに新たにオープンソースとして開発が進められており、現在プレビュー版が公開されています。

そこで、ここではPowerToysの入手方法や、現在のバージョンで利用できる機能について紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Pro 64bit 1909
PowerToys 0.20.1

PowerToysの入手方法

PowerToysは、以下のGitHubのページからEXE形式やMSI形式のインストーラーを入手でき、2020年8月26日時点のバージョンは「0.20.1」となります。

Releases · microsoft/PowerToys · GitHub

インストールはウィザードに従いインストールするだけなので、難しくありません。

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インストールウィザード画面1
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インストールウィザード画面2
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インストールウィザード画面3
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インストールウィザード画面4
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インストールウィザード画面5

インストールが完了すると自動的にPowerToysが起動し、タストレイにアイコンが表示されます。

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タスクトレイのアイコンをクリックすると設定画面が表示されます。なお、ユーザーインタフェースは英語となります。

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Memo

一部の機能は、マシンを再起動しないと動作しないことがあるようなので、正常に動作しないなぁと思ったら再起動してみましょう。

PowerToysの各機能

ここからは、現在のバージョンで提供されている各機能について紹介します。

  • Color Picker
  • FancyZones
  • File Explorer Preview
  • Image Resizer
  • Keyboard Manager
  • PowerRename
  • PowerToys Run
  • Shortcut Guide

Color Picker

「Color Picker」は、マウスポインターの場所のカラーコードを表示してくれる機能で、「Windowsキー+Shiftキー+C」で起動できます。

Color Pickerを実行すると、マウスポインターの横にHTMLカラーコード、およびRGBカラーコードが表示され、そのままマウスをクリックすれば、カラーコードをクリップボードにコピーすることもできます。

気に入った色のコードを知りたいときに便利です。

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設定画面では、機能の有効/無効やショートカットキー、コピーするカラーコードを変更することができます。

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FancyZones

「FancyZones」は、ウィンドウをデスクトップ上に並べるウィンドウマネジャーで、Windows10の標準機能では、縦横4分割程度しかできませんが、FancyZonesを利用することで、さまざまなウィンドウ配置が可能になります。

配置方法は、あらかじめ用意されている「テンプレート」から選択したり、「カスタムレイアウト」で自分で配置を定義したりできます。

テンプレートでは、次のような配置が用意されています。

  • Focus
  • Columns
  • Rows
  • Grid
  • Priority Grid

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FancyZonesを利用してウィンドウを配置するときは、「Shift」キーを押しならがら、ウィンドウをドラッグします。

たとえば、配置方法としてテンプレートから「Grid」を設定している状態だと、次のように配置できます。

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なお、ウィンドウの配置をキーボードで操作したい場合は、スナップ操作で使用するショートカットキー(Windowsキー+矢印キー)をFancyZonesで利用するよう設定変更することで、キー操作でウィンドウを配置できます。

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たくさんのウィンドウを行き来して作業をするときに、ウィンドウを思い通りに配置できて便利です。

File Explorer Preview

「File Explorer Preview」は、エクスプローラーのファイルプレビュー機能を拡張してくれる機能で、以下のファイルのプレビューが可能となります。

  • Markdown記法で書かれたテキストファイル(拡張子がmdのテキストファイル)のHTML形式でのプレビュー
  • SVG形式の画像ファイルのプレビュー

また、SVG形式の画像ファイルをサムネイル表示することもできます。

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MD形式ファイルのプレビュー画面

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SVG形式ファイルのプレビュー画面

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SVG形式ファイルのサムネイル表示

MD形式ファイルやSVG形式ファイルを普段からよく利用している方なら、使わない手はないでしょう。

Image Resizer

画像ファイルのサイズを変更する場合、ファイル数が少なければWindows10に標準搭載の「フォト」アプリなどで変更しても良いですが、1ファイルずつ開いて変更する必要があり、たくさんの画像ファイルのサイズを変更したい場合では現実的な方法とは言えません。

そんなときに便利なのが、画像ファイルのサイズを一括変更できる「Image Resizer」です。

使い方はとてもカンタンで、サイズ変更したい画像ファイルを選択した状態で、右クリックメニューから「Resize pictures」をクリックします。

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すると、サイズ変更画面が表示されるので、画像サイズを指定して「Resize」をクリックするだけです。

画像サイズは、デフォルトのサイズ(小、中、大)以外にも、ピクセル、パーセンテージ、センチメートル、インチを使用してカスタムサイズを指定することもできます。

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また、左下の「Setting」画面からは、デフォルトのサイズを変更したり、画像形式ごとの圧縮率の調整、出力ファイルの命名規則のカスタマイズが可能です。

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Keyboard Manager

「Keyboard Manager」には、2つの機能が搭載されており、「Remap Key」ではキーボード配列を変更することができ、「Remap shortcuts」では「Ctrl+C」キーのようなキーを同時押しするキーボードショートカットを、別のキーボードショートカットに変更することができ、いずれの変更も再起動不要で適用できます。

ただし、現在公開中のバージョン「0.20.1」では、動作に不安定なところがあり、操作中にPowerToys自体が異常終了することがあるため、利用には注意が必要です。

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PowerRename

複数ファイルの名前を一括で変更したい場合、エクスプローラ-などGUI操作からでは、通常はカッコつきの番号を振るぐらいしかできません。

「PowerRename」を利用すれば、番号を振るだけでなく、拡張子だけ変更する、ファイル名だけ変更する、フォルダー名だけ変更する、正規表現を利用して変更するなど、より複雑な一括変更が可能です。

基本的な使い方は、一括変更したいファイルを選択した状態で、右クリックメニューから「PowerRename」をクリックします。

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すると、変更画面が表示されるので「Search for:」欄に変更したい文字列を、「Replace with:」に変更後の文字列を指定します。

すると、変更後のファイル名が「Preview」欄の「Renamed」列に表示されるので、確認後「Rename」をクリックすることで一括変更が可能です。

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なお、一括変更後に「Ctrl+Z」で変更を取り消すこともできます。

使ってみた感じだと、サードパーティーのファイル名一括変更ツールに比べると物足りなさを感じることもありますが、右クリックメニューから手軽に変更できる便利さはあります。

PowerToys Run

「PowerToys Run」は、コマンドタイプのランチャーで、アプリやフォルダー、ファイルをキーワードで検索して開くことが可能です。

ランチャーは「Alt+スペースキー」を押すと表示され、アプリやフォルダー、ファイルの名前などのキーワードを入力すると候補が表示されます。

キーワードは完全に入力しなくても、一部だけ入力すれば候補が表示されます。

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たとえば「メモ」と入力すると、検索ボックスの下に候補が表示されるので、上下の矢印キーで候補を選択した状態でEnterキーを押すことでアプリを起動したり、フォルダーやファイルを開いたりできます。

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また、候補に表示されるアプリは、右側に表示されているアイコンから、アプリを管理者権限で起動したり、アプリが保存されているフォルダーを開いたり、アプリが保存されているフォルダーをカレントディレクトリとしてコマンドプロンプトを起動したりできます。

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さらに、数式を入力して計算し、その結果をクリップボードへコピーするといったこともできます。

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Shortcut Guide

「Shortcut Guide」では、Windows10で利用できる「Windows」キーを併用するショートカットを一覧表示してくれます。

ショートカットの一覧は、Windowsキーを長押ししている間デスクトップにオーバーレイ表示され、表示させた一覧から該当のキーを押せばそのまま実行できます。

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自動更新

PowerToysには自動更新機能も搭載されており、更新が公開されると、Windows10の通知機能を利用してお知らせしてくれます。

通知からは、PowerToysを更新したり、次のバージョンまで更新しない、指定した期間後に改めて通知させることができます。

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あとがき

PowerToysのインターフェースは、現状では英語のみとなるため、英語が苦手な場合は若干の使いづらさはあると思いますが、それを差し引いても、痒い所に手が届く便利ツールではないでしょうか。

お試しあれ。

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