Windows10をもっと使いやすくするMicrosoft製ユーティリティ「PowerToys」

Windows10をもっと使いやすくするMicrosoft製ユーティリティ「PowerToys」

Windows95やWindowsXPの頃からWindowsを利用しているパワーユーザーの方なら「PowerToys」と聞いて、懐かしさを感じる方も多いのではないでしょうか。

「PowerToys」は、その昔Windows95やWindowsXPをより使いやすくするために、Microsoftが提供していたユーティリティソフトで、多くのパワーユーザーの方が利用していました。

その「PowerToys」が、Windows10向けに新たにオープンソースとして開発が進められており、現在プレビュー版が公開されています。

そこで、ここではPowerToysの入手方法や、現在のバージョンで利用できる機能について紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Pro 64bit 1909
PowerToys 0.16.1

PowerToysの入手方法

PowerToysは、以下のGitHubのページからMSI形式のインストーラーを入手でき、2020年4月7日時点のバージョンは「0.16.1」となります。

Releases · microsoft/PowerToys · GitHub

インストールはウィザードに従いインストールするだけなので、難しくありません。

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インストールウィザード画面1
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インストールウィザード画面2
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インストールウィザード画面3
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インストールウィザード画面4
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インストールウィザード画面5

PowerToysを起動すると、タストレイにアイコンが表示されます。

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タスクトレイのアイコンをクリックすると、設定画面が表示されますが、現在のところユーザーインタフェースは英語のみとなります。

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ここからは、PowerToysで現在利用できる機能について紹介します。

FancyZones

「FancyZones」は、ウィンドウをデスクトップ上に並べるウィンドウマネジャーです。

Windows10の標準機能である「スナップ」では、縦横4分割程度しかできませんが、FancyZonesを利用することで、さまざまなウィンドウ配置が可能になります。

配置方法は、あらかじめ用意されている「テンプレート」から選択したり、「カスタムレイアウト」で自分で配置を定義したりできます。

テンプレートでは、次のような配置が用意されています。

  • Focus
  • Columns
  • Rows
  • Grid
  • Priority Grid

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FancyZonesを利用してウィンドウを配置するときは、あらかじめ設定画面でどの配置を利用するか決めておいたうえで、「Shift」キーを押しならがら、ウィンドウをドラッグします。

たとえば、配置方法としてテンプレートから「Grid」を選択している状態だと、次のように配置できます。

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なお、キーボードで操作したい場合は、スナップ操作で使用するショートカットキー(Windowsキー+矢印キー)をFancyZonesで利用するよう設定変更することで、キー操作でウィンドウを配置できます。

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たくさんのウィンドウを行き来して作業をするときに、ウィンドウを思い通りに配置できて便利です。

Shortcut Guide

Windows10で利用できる「Windows」キーを併用するショートカットを一覧表示してくれるのが「Shortcut Guide」です。

ショートカットの一覧は、Windowsキーを長押しすることでデスクトップにオーバーレイ表示され、表示させた一覧から該当のキーを押すことでそのまま実行できます。

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ショートカットキーを使いこなしたいときに便利です。

PowerRename

複数ファイルの名前を一括で変更したい場合、エクスプローラ-などGUI操作からでは、通常はカッコつきの番号を振るぐらいしかできません。

「PowerRename」を利用すれば、番号を振るだけでなく、拡張子だけ変更する、ファイル名だけ変更する、フォルダー名だけ変更する、正規表現を利用して変更するなど、より複雑な一括変更が可能です。

基本的な使い方は、一括変更したいファイルを選択した状態で、右クリックメニューから「PowerRename」をクリックします。

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すると、変更画面が表示されるので「Search for:」欄に変更したい文字列を、「Replace with:」に変更後の文字列を指定します。

すると、変更後のファイル名が「Preview」欄の「Renamed」列に表示されるので、確認後「Rename」をクリックすることで一括変更が可能です。

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なお、一括変更後に「Ctrl+Z」で変更を取り消すこともできます。

使ってみた感じだと、サードパーティーのファイル名一括変更ツールに比べると物足りなさを感じることもありますが、右クリックメニューから手軽に変更できる便利さはあります。

Image Resizer

画像ファイルのサイズを変更する場合、標準搭載の「フォト」アプリなどでも変更することができますが、1ファイルずつ開いて変更する必要があります。

ファイル数が少なければそれでも問題ないでしょうが、たくさんの画像ファイルのサイズを変更したい場合は、1ファイルずつ開いて変更するのは現実的ではありません。

そんなときに便利なのが「Image Resizer」です。

使い方はとてもカンタンで、サイズ変更したい画像ファイルを選択した状態で、右クリックメニューから「Resize pictures」をクリックします。

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すると、サイズ変更画面が表示されるので、画像サイズを指定して「Resize」をクリックするだけです。

画像サイズは、デフォルトのサイズ(小、中、大)以外にも、ピクセル、パーセンテージ、センチメートル、インチを使用してカスタムサイズを指定することもできます。

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また、左下の「Setting」画面からは、デフォルトのサイズを変更したり、画像形式ごとの圧縮率の調整、出力ファイルの命名規則のカスタマイズが可能です。

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Window Walker

Windows環境で、アクティブウィンドウを切り替えるショートカットキーとして「Alt+Tab」がありますが、ウィンドウの数が多くなるとAlt+Tabでの切り替えは、Tabキーでアクティブにするウィンドウを選択するのが面倒です。

そんなときは「Window Walker」を利用すると、開いているアプリをプロセス名やウィンドウ名で検索でき、たくさんのウィンドウを開いている場合、より素早く目的のウィンドウをアクティブにできます。

Window Walkerは「Windowsキー+Ctrl」で起動し、アクティブにしたいアプリのプロセス名やウィンドウ名の一部を入力します。

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すると、候補が表示されるので、上下の矢印キーで候補を選択した状態でEnterキーを押すことで対象のウィンドウをアクティブにできます。

ちなみに、候補を選択すると背景にそのウィンドウが表示されるので、分かりやすいです。

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個人的には、Windowsキー+Tabで表示できる「タスクビュー」で十分だと思いますが、タスクビューでも探しづらいと思うなら、利用してみてはいかがでしょうか。

File Explorer

「File Explorer」は、エクスプローラーのファイルプレビュー機能を拡張してくれる機能で、以下のファイルのプレビューが可能となります。

  • Markdown記法で書かれたテキストファイル(拡張子がmdのテキストファイル)のHTML形式でのプレビュー
  • SVG形式の画像ファイルのプレビュー

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MD形式ファイルのプレビュー画面

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SVG形式ファイルのプレビュー画面

MD形式ファイルやSVG形式ファイルを普段からよく利用している方なら、使わない手はないでしょう。

なお、PowerToysに搭載されている機能の一部だけを利用したいときは、設定画面で利用しない機能をオフにできます。

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あとがき

PowerToysのインターフェースは、現状では英語のみとなるため、英語が苦手な場合は若干の使いづらさはあると思いますが、それを差し引いても、痒い所に手が届く便利ツールではないでしょうか。

今後の機能追加にも期待したいところです。

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