Windows 10でZIPファイルを解凍したときに、以下のようなエラーが発生することがあります。
このエラー(0x80004005)は、ZIPファイルの圧縮形式や暗号化形式がWindows 10の標準機能で解凍できない形式のために発生するエラーです。
そこでここでは、Windows 10でZIPファイルを解凍したときにエラー(0x80004005)が発生したときの対処方法を紹介します。
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
目次
対処方法
Windows 10の標準機能では、圧縮形式が「Deflate」で暗号化形式が「Zipcrypto」以外のZIPファイルは解凍することができません。
そのため、たとえば強固な暗号化形式「AES-256」などを使って暗号化されたZIPファイルを解凍しようとすると、以下のようなエラーが発生して解凍することができません。
このようなZIPファイルを解凍する場合は、サードパーティーの圧縮解凍ツールを利用する必要があります。
Windows 10で利用できる圧縮解凍ツールとしては「Lhaplus」や「7Zip」がおススメで、いずれのツールも、AES-256などを使って暗号化されたZIPファイルを解凍することができます。
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ZIPファイルの圧縮形式/暗号化形式を確認する
解凍できないZIPファイルの圧縮形式や暗号化形式を確認したいときは、圧縮解凍ツール「7Zip」で確認することができます。
7ZipでZIPファイルを開くと「Method」欄に圧縮形式や暗号化形式が表示されており「Deflate」や「ZipCrypto」以外が表示されている場合は、Windows 10の標準機能では解凍できません。
あとがき
ZIPファイルを解凍しようとしたときに、エラー(0x80004005)が発生した場合は、ZIPファイルが壊れていることを疑う前に、Lhaplusや7zipといった圧縮解凍ツールを使ってみることをおススメします。