Windows 10や11でZIPファイルを解凍したときに、以下のようなエラーが発生することがあります。
このエラー(0x80004005)は、ZIPファイルの圧縮形式や暗号化形式がWindows 10の標準機能で解凍できない形式のために発生するエラーです。
そこでここではWindows 10を例に、ZIPファイルを解凍したときにエラー(0x80004005)が発生したときの対処方法を紹介します。
目次
対処方法
Windows 10や11の標準機能では、圧縮形式が「Deflate」で暗号化形式が「Zipcrypto」以外のZIPファイルは解凍することができません。
そのため、たとえば強固な暗号化形式「AES-256」などを使って暗号化されたZIPファイルを解凍しようとすると、以下のようなエラーが発生して解凍することができません。
このようなZIPファイルを解凍する場合は、サードパーティーの圧縮解凍ツールを利用する必要があります。
Windowsで、AES-256などを使って暗号化されたZIPファイルを解凍できる圧縮解凍ツールとしては「Lhaplus」や「7Zip」がおすすめです。
ZIPファイルの圧縮形式/暗号化形式を確認する
解凍できないZIPファイルの圧縮形式や暗号化形式を確認したいときは、圧縮解凍ツール「7Zip」で確認することができます。
7ZipでZIPファイルを開くと「Method」欄に圧縮形式や暗号化形式が表示されており「Deflate」や「ZipCrypto」以外が表示されている場合は、Windowsの標準機能では解凍できません。
あとがき
ZIPファイルを解凍しようとしたときに、エラー(0x80004005)が発生した場合は、ZIPファイルが壊れていることを疑う前に、Lhaplusや7zipといった圧縮解凍ツールを使って解凍できるか試してみることをおすすめします。