Android端末で文字を入力することが多い場合や、同じような内容を入力することが多い場合、コピー&貼り付け(以下、コピペ)を上手に使いこなしているかどうかで、入力効率が大きく変わってきます。
そこでここでは、Android端末でコピペを行う方法を紹介します。
目次
コピペの仕組み
Androidに限らず、WindowsやMac、Linuxといったオペレーティングシステムでは、文字などのテキストデータや、画像やファイルなどのバイナリデータをコピペする機能が搭載されています。
コピペの仕組みは、まずテキストデータやバイナリデータをコピー(切り取り)すると「クリップボード」と呼ばれる領域にコピー(切り取り)したデータが格納されます。
そして、貼り付けをすると、クリップボードに格納されているデータから貼り付けが行われます。
なお、クリップボードには一つしかデータを格納できず、別のデータをコピーすると前にコピーしたデータは消えてしまいます。
コピペのやり方
ここでは、例としてChromeブラウザで開いているWebページから、特定のテキストデータをコピーして、別のアプリ(Google Keep)に貼り付けてみます。
コピー(切り取り)
まず、Chromeブラウザで開いているWebページから、コピーしたい文字列をロングタップ(またはダブルタップ)して選択し、選択範囲が決まったら、表示されているメニューから「コピー」をタップします。
選択範囲は、左右の両端に表示されている青いマークをスライドさせることで調節できます。
これで、クリップボードにデータが格納されました。
なお、編集が可能なアプリ上では「コピー」だけでなく「切り取り」も可能です。
貼り付け
次に、貼り付けたい場所をロングタップします。
すると、メニューが表示されるので「貼り付け」をタップすれば、先ほどコピーしたデータを貼り付けることができます。

適すつの貼り付けが完了したあと画面
以上が基本的なコピペのやり方です。
コピペをうまく使いこなせば、文章などを入力するときに、毎回すべて手入力するといった非効率なことをせずに、効率よく文章を入力できます。
コピペの弱点
コピペでは、クリップボードと呼ばれる領域にデータが格納されますが、クリップボードには一つのデータしか格納できません。
そのため、別のデータをコピーすると前にコピーしたデータは消えてしまうため、過去にクリップボードに格納データを再利用したいときに不便なのです。
これを解決してくれるのが、クリップボード拡張アプリです。
クリップボード拡張アプリを利用すると、クリップボードに格納されたデータを履歴として保存して再利用できるようになり、文章の入力を効率化できます。


あとがき
パソコンなどでキーボードを利用して文字を入力するのに比べると、スマートフォンなどでの文字入力はどうしても時間が掛かってしまうので、上手にコピペを活用し効率よく文章を入力しましょう。