会議の議事録作成や大事な会話を記録しておきたいとき、ボイスレコーダーと呼ばれる専用の録音機器を利用することがありますが、最近ではわざわざボイスレコーダーを用意しなくてもスマホアプリで代用できことをご存じでしょうか
そこでここでは、Android向けのアプリやiPhoneに標準搭載の「ボイスメモ」アプリをボイスレコーダーとして利用する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.1.1 |
Google Nexus 5X(Android) | 8.1.0 |
iPhoneの場合
iPhoneでは、ボイスレコーダーアプリ「ボイスメモ」が標準搭載されており、音声の録音/再生だけでなく、録音データを編集したり共有するといったことができます。
ボイスメモでの録音方法は簡単で、アプリ画面の赤い録音ボタンをタップすれば録音が開始され、もう一度録音ボタンをタップすると停止します。
録音中は他のアプリに切り替えたり画面をロックしてもバックグラウンドで録音が継続でき、録音データはm4a形式ファイルとして保存されます。
録音したデータは、ボイスメモアプリに一覧表示されており、再生したい録音データをタップして再生できます。
また、再生したい録音データのイコライザーアイコンをタップすれば、無音部分をスキップして再生したり、再生速度の調整、録音の補正(再生時にノイズやエコーを減らして、音声を聞き取りやすくする)ができます。
ボイスメモでは、録音データに位置情報をもとに自動的に名前が設定されますが、タップして任意の名前に変更できます。
また、録音データから不要な部分を削除(トリミング)することもできます。
Android端末の場合
Androidスマホでは、標準搭載アプリにはボイスレコーダーが搭載されていないため、Google Play ストアからボイスレコーダーアプリをインストールするのが一般的です。
ボイスレコーダーアプリはたくさん提供されていますが、無料で使いやすいという点で「簡単ボイスレコーダー」がおすすめです。
「簡単ボイスレコーダー」アプリの画面は以下のようにとてもシンプルで、アプリを起動したら画面下部のマイクアイコンをタップすることですぐに録音を開始できます。
録音中は他のアプリに切り替えたり画面をロックしてもバックグラウンドで録音が継続でき、録音データはデフォルトでwav形式ファイルとして保存されます。
録音した音声データは「プレーヤー」タブをタップすれば一覧表示され、再生/一時停止/早送り/巻き戻しなどの操作や、名前の変更や共有することもできます。
なお、設定画面からは録音シーン(ボイスメモ、会議、音楽)や録音品質、保存形式、サンプリングレートなどを指定することもできます。
あとがき
一般的なボイスレコーダー用途なら、スマートフォン向けのボイスメモアプリで必要十分でしょう。
活用あれ。