Windows 10で、ファイルやフォルダーを削除しようとしたとき、まれに「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。」と表示されて削除できないことがあります。
このメッセージが表示されるのは、該当のファイルやフォルダーを何らかのプロセスが使用していることが原因であることがほとんどで、たいていの場合は、ファイルやフォルダーを使用しているプロセスを終了させることで削除できるようになります。
ファイルやフォルダーを使用しているプロセスを終了させるには、Windowsを再起動するのが手っ取り早い方法ですが、該当のプロセスを特定して終了させて削除したいときもあります。
そこでここでは「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。」と表示されて削除できないフォルダーを、再起動せずに削除する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1909 |
削除できないフォルダーを削除する方法
「別のプログラムがこのフォルダーまたはファイルを開いているので、操作を完了できません。」と表示されて削除できないフォルダーは、次の手順で削除できます。
まず「タスクマネージャー」を起動して「パフォーマンス」タブの下部にある「リソース モニターを開く」をクリックします。
「リソースモニター」が開いたら「CPU」タブを開き「関連付けられたハンドル」の検索ボックスに削除できないフォルダーの名前を入力します。
すると、検索結果にそのフォルダーを使用しているプロセスが表示されるので、右クリックし「プロセスの終了」をクリックします。
次のような警告画面が表示されるので「プロセスの終了」をクリックします。
以上で、フォルダーを使用しているプロセスがなくなり、フォルダーを削除できるようになっているはずです。
あとがき
なお、終了させるプロセスによっては、Windowsの動作に影響を及ぼす場合があるので、その点を理解した上で実行する必要があります。