会議や打ち合わせの内容を記録したいけど、キー入力の速度に自信がない場合、ボイスレコーダーで録音しておけば、後でゆっくり聞き返すこともできて便利ですよね。
ただ、専用のボイスレコーダー機器やスマホで録音するのがはばかられるような場合は、Windows 10や11に標準搭載されている「ボイスレコーダー」アプリで録音してはいかがでしょうか。
最近では、会議や打ち合わせの席にノートパソコンを持ち込むことも珍しくなく、ノートパソコンにマイクが内蔵されていれば、目立たず録音できます。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
ボイスレコーダー | 10.2103.28.0 |
ボイスレコーダーアプリの使い方
「ボイスレコーダー」アプリは、スタートメニューのアプリ一覧から起動します。
もし、パソコンにボイスレコーダーアプリがインストールされていない場合は、Microsoft store から簡単にインストールできます。
ボイスレコーダーアプリを起動すると次のような画面が起動し、真ん中のマイクのアイコンをクリックして録音するというとてもシンプルな画面です。
録音中の画面も次のようにシンプルです。
録音を終了すると、アプリ画面に録音の履歴が表示され、クリックすることで再生できます。
録音したデータは、アプリ画面から名前を変更したり削除することができ、録音データのファイルは、ユーザーのドキュメントフォルダー内の「サウンド レコーディング」フォルダーにm4a形式ファイルで保存されています。
ボイスレコーダーアプリの便利な機能
マーカーの設定
ボイスレコーダーアプリでは、録音中に旗のアイコンをクリックすると、クリックした時間にマーカーをセットできます。マーカーをセットしておけば、後で再生するときに、マーカーを指定するだけでその部分をすぐに再生することができます。
大切な会話部分などにマーカーをセットしておけば、後から聞くときにとても便利です。
音声のトリミング
ボイスレコーダーアプリでは、録音したデータの無駄な部分をカット(トリミング)することができます。
カットするには、録音データの再生画面で下部のメニューから「トリミング」アイコンをクリックします。
タイムライン上に切り取り用の黒いスライダーが表示されるので、残す部分を範囲選択します。(以下の画像では0:14~1:16までを選択しています)
残す部分を範囲選択したら「保存」アイコンをクリックして保存します。保存する際は「オリジナルを更新」するか「コピーを保存」するかを選択できます。
あとがき
ボイスレコーダーアプリは、ボイスレコーダーとして必要な機能は備えており、録音データも音声ファイルとして一般的なm4a形式ファイルなので、他のツールで再生したり編集することもできて便利ですよ。
ご活用あれ。