Windows10を利用していると、まれにキーボードやマウスを操作してもアプリやWindowsそのものがまったく反応しなくなり、操作できなくなることがあります。
この現象を「フリーズ」と言いますが、アプリやWindowsがフリーズしたときには慌てず適切な対処が必要となります。
そこでここでは、アプリやWindows10がフリーズした時の対処方法を順に説明します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 2004 |
キーボードやマウスの接続を確認する
デスクトップPCの場合は、Windows10やアプリがフリーズしているように見えて、じつはキーボードやマウスのケーブルが外れただけや、無線タイプの場合でも一時的に接続が切れて操作ができなくなっているだけの場合があります。
キーボードやマウス操作ができなくなってフリーズしたかもと思ったときは、まずはキーボードやマウスが接続されているかを確認しましょう。無線タイプの場合は、レシーバーを抜き差ししたり、Bluetoothをオン/オフしたり、電池を交換したりして再接続してみましょう。

レシーバーの例
しばらく待つ
Windows10やアプリがフリーズしたときは、まずはしばらく待ちます。
ハードディスクのアクセスランプが点滅している場合は、なんらかの読み書きが行われており、フリーズしたように見えても、処理が遅延しているだけで、しばらく待つことで回復することがあります。

ディスクのアクセスランプ
アプリを強制終了する
アプリがフリーズしたときは「タスクマネージャー」を使用して、アプリを強制終了します。
手順は、次のとおりです。
「タスクバー」の何もないところを右クリックして、メニューから「タスクマネージャー」を選択します。
「タスクマネージャー」が起動したら、終了したいアプリを選択して「タスクの終了」をクリックします。
ここでは例として「ペイント」を強制終了しています。

「簡易表示」の場合

「詳細表示」の場合
なお、アプリを強制終了すると編集中のデータは保存されません。
アプリを強制終了できない場合は、Windows10を再起動しましょう。
Windows10を再起動する
アプリがフリーズして強制終了もできない場合や、Windows10がフリーズした場合で、キー操作やマウス操作がまだ可能な場合は、スタートメニューやロック画面などからWindows10を再起動します。

「スタートメニュー」からの再起動

「ロック画面」などからの再起動
たいていの場合、Windows10を再起動することで症状は改善するでしょう。
一切の操作ができないときは
キー操作もマウス操作も一切できないときは、Windows10を強制終了します。
Windows10を強制終了するときは、ハードディスクのアクセスランプが点滅していないことを確認してから、PCの電源ボタンを長押し(4秒ぐらい)します。
アクセスランプが激しく点滅しているときに強制終了を行うと、データが失われたり、最悪の場合ハードディスクが破損することもあるのでご注意ください。
Windows10を強制終了してPCの電源が切れたら、しばらく待ってからPCの電源を再び入れてWindows10が起動したら、正常に操作できることを確認します。
あとがき
以前のWindowsに比べると、Windows10がフリーズする頻度はかなり減ってきたとは思いますが、それでもまれにフリーズすることはあります。
そんなときも、慌てずに対処しましょう。
なお、頻繁にフリーズするようになった場合は、直近でインストールしたハードウェアやソフトウェアに問題がある場合もあるので、そのようなときはインストールしたハードウェアを取り外してみたり、ソフトウェアをアンインストールしてみましょう。