スマートフォンに多くのアプリをインストールして利用していると、アプリなどからの通知がひっきりなしに来て、通知の処理にうんざりしている方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、Androidスマホを例に、自分にとって必要な通知のみを表示させて、不要な通知をオフにする方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のバージョンなどでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Android | 8.1.0 |
システム全体の通知設定を変更する
基本的な通知の動作は、システム全体の通知設定で変更できます。
まず、Androidの「設定」から「アプリと通知」>「通知」を順にタップします。
すると、通知に関する設定画面が表示されます。
「通知」の設定画面にある「ロック画面の通知(後述)」「通知ドットの許可」「LEDの点滅」「通知音」「指紋センサーをスワイプして通知を表示」では、システム全体の通知に関する設定を変更できます。
通知ドットとは、アプリのアイコンの右上に付く丸い印で、アプリに関する通知がある場合に表示されます。
アプリごとに通知設定を変更する
アプリごとに通知設定を調整する場合は、実際の通知から設定を変更する方法と、「設定」アプリから行う方法があります。
実際の通知から変更する
オフにしたい通知をすこしだけ横にスワイプして、設定アイコンをタップします。
すると、対象の通知に対する設定を変更する画面が表示されるので、通知をオフにする場合は、スライダーをタップしてオフにし「完了」をタップします。
ただし、この方法では表示された通知の設定しか変更できないので、それ以外の通知についても事前に設定しておきたいときは、以下の「アプリの設定画面から変更する」方法で変更します。
アプリの設定画面から変更する
アプリの設定画面から変更するには、「設定」アプリ画面から「アプリと通知」を開き「XX個のアプリをすべて表示」をタップします。
すると、アプリの一覧が表示されるので、設定を変更したいアプリをタップします。
すると「アプリ情報」画面が表示されるので「アプリの通知」をタップします。
「アプリの通知」画面が表示されるので、オフにしたい通知項目のスライダーをタップして変更します。
対象アプリのすべての通知をオフにする場合は、一番上にあるスライダーをタップし、特定の通知のみをオフにしたい場合は、該当の通知のスライダーをタップして変更します。
ロック画面の通知設定を変更する
ロック画面には通知が表示されますが、中には内容を知られたくない通知もあります。
たとえば、Gmailの通知では、デフォルトで送信者や件名が表示されています。
ロック画面に通知の内容を表示させないようにするには、「設定」アプリ画面から「アプリと通知」>「通知」を順に開き「ロック画面の通知」で変更します。
選択肢は以下の3つが用意されていますが「プライベートな通知内容を非表示にする」にしておけば、通知は表示されますが、内容はロック解除をするまで表示されないのでおススメです。
- すべての通知内容を表示する(デフォルト)
- プライベートな通知内容を非表示にする
- 通知をすべて表示しない

プライベートな通知内容を非表示にした場合
なお、ロックを解除するときにロックナンバーやパターンなどを設定していないと、上記の設定は反映されないようです。
マナーモード時の通知を抑止する
マナーモードに設定して作業に集中したいときなどに、通知のたびに画面がオンになったりして気が散ることがあります。
そこで、マナーモード時に視覚的な通知をオフにすることができます。
設定方法は「設定」アプリから「音」を開き「マナーモードの設定」をタップします。
「マナーモードの設定」画面から「視覚的な通知をブロック」をタップします。
「視覚的な通知をブロック」画面で、以下の2項目をオンに設定しておきます。
- 画面がONのときにブロックする
- 画面がOFFのときにブロックする
これで、マナーモード時に通知があっても、画面にポップアップしたり、画面がオンになったり、LEDが点滅したりといったことがなくなり作業に集中できます。
バックグラウンドでの動作を抑止するという手も
アプリから通知が来るということは、アプリがバックグラウンドで動作しているということでもあります。
アプリを使っていないときは、通知を含めアプリに何もしてほしくないということであれば、アプリのバックグラウンドでの動作を停止するという手もあります。
アプリのバックグラウンドでの動作を停止すれば、モバイルネットワークでのデータ消費を抑えられ、ギガ不足解消にも役立つというメリットもあります。
設定方法は「設定」アプリ画面から「アプリと通知」を開き「XX個のアプリをすべて表示」をタップします。
すると、アプリの一覧が表示されるので、設定を変更したいアプリをタップします。
アプリの情報画面が表示されたら「データ使用量」をタップします。
「アプリのデータ使用量」画面が表示されたら「アプリの設定」セクションにある「バックグラウンドデータ」のスライダーをタップしてオフに設定します。
これで、対象のアプリを使っていないときは、バックグラウンドで動作することがなくなり、結果としてそのアプリからの通知も来なくなります。
あとがき
多くのアプリをインストールして利用していると、通知の処理に結構時間がかかっているものです。
ここで紹介したカスタマイズで、快適な環境を作りましょう。