Windows 10で日本語を入力していて、以下のような「Microsoft IME の変換精度を高めるため、誤変換データ収集にご協力ください」という通知が表示されたことがないでしょう。
これは、日本語入力システム「Microsoft IME」の誤変換記録と呼ばれる機能からの通知ですが、そもそも誤変換記録とはなにかよく分からないという方もいらっしゃるでしょう。
そこでここではWindows 10のMicrosoft IMEを例に、誤変換記録とは何かや誤変換記録をオフにして通知が表示されないようにする方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
誤変換記録とは
Windows 10の日本語入力システム「Microsoft IME」には、誤変換記録と呼ばれる機能が搭載されており、文字変換を確定した後に確定した文字を削除などすると、誤変換として記録され、一定回数(100回)または一定期間(14日間)誤変換が記録されると、記録したデータをMicrosoftに送信するかの通知が表示されます。
誤変換記録をMicrosoftに送信することで、言語解析技術の研究やより良い製品開発に役立てられているようですが、文字入力作業が多いと頻繁にこの通知が表示され煩わしいと感じることがあります。
誤変換記録をオフにする
誤変換記録をオフにする手順は、次のとおりです。
タスクトレイの「Microsoft IME」アイコンを右クリックし、メニューから「設定」クリックします。
「Microsoft IME」の設定画面が表示されるので「使用状況データの収集」をクリックします。
「使用状況データの収集」画面が表示されるので「データをファイルに保存する」の設定をオフにします。
以上で、誤変換が記録されなくなり、通知も表示されなくなります。
なお、誤変換データの収集に協力するが、通知は表示させたくないときは「データをファイルに保存する」と「自動的にデータをMicrosoftに送信する」を両方オンに設定することで、自動的に誤変換データが送信され通知は表示されません。
あとがき
誤変換データの送信をオフにするには、上記で紹介しているMicrosoft IMEの設定からだけでなく、Windowsの「設定」>「プライバシー」>「診断&フィードバック」にある「手描き入力とタイプ入力を改善する」の設定をオフにすることでも同じ効果を得られます。
