Windows環境において長年デフォルトのWebブラウザとして活躍していた「Internet Explorer(以下、IE 11)」ですが、Windows 11ではデフォルトのWebブラウザは「Microsoft Edge」となっており、通常はIE 11を単体で起動することはできません。
そのため、IE 11用のWebページを開く必要がある場合は、Mircrosoft EdgeのIEモードを利用するのが一般的ですが、場合によってはIE 11を単体で起動して利用したいケースもまだあるでしょう。
そこでここでは、現在のWindows 11 21H2でIE 11を単体で起動する方法を紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 11 Pro | 21H2 |
IE 11を起動する
現在のWindows 11では、IE 11の実行ファイル「iexplore.exe」をダブルクリックすると、Microsoft Edgeが起動するようになっていますが「iexplore.exe」の引数に「-embedding」オプションを追加することで、IE 11を単体で起動できます。
たとえば「ファイル名を指定して実行」画面に以下のように入力して実行することで、IE 11の画面を表示させることができます。
なお、入力文字列の「yahoo」の部分には任意の文字列を指定できます。
IE 11のショートカットを作成する
よくIE 11を起動する必要があるなら、IE 11を起動するショートカット作成しておけば便利です。
ショートカットは、デスクトップのなにもないところを右クリックして、メニューから「新規作成」>「ショートカット」を選択します。
「ショートカットの作成」画面が表示されるので「項目の場所」に以下の文字列を入力して「次へ」をクリックします。
「このショートカットの名前を入力してください」欄には、わかりやすい任意の文字列を入力して「完了」をクリックします。
以上で、デスクトップにショートカットを作成でき、ショートカットファイルからIE 11を起動できます。
あとがき
現在のWindows 11でIE 11を起動する方法には、ここで紹介した方法以外にも、コントロールパネルから「プログラム」>「アドオンの管理」を順に開き、下段にある「ツールバーと拡張機能の詳細」をクリックすることでもIE 11を単体で起動する方法もありますが、本記事で紹介した方法が現在のところ最も簡単な方法だと思います。