最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

Windows環境において長年デフォルトのWebブラウザとして活躍していた「Internet Explorer(以下、IE 11)」は、その役目を終え、現在のWindows10や11では「Microsoft Edge」が標準のWebブラウザとなっており、IE 11を単体で起動できなくなっています。

そのため、IEを前提として作られている古いWebページをMicrosoft Edgeで開きたいときは、Mircrosoft EdgeのIEモードを利用するのが一般的ですが、IE 11で開かないと正常に動作してくれないケースもまだまだあるのが現状です。

そこでここでは、Windows 11のバージョン24H2でIE 11を単体で起動する方法を解説します。

ファイルを指定して実行から起動する方法

「ファイルを指定して実行」からIE 11をGUI起動するときは、ファイル名を指定して実行画面から、以下の内容を入力して実行します。

"C:\Program Files (x86)\Internet Explorer\iexplore.exe" yahoo -embedding

入力文字列の「yahoo」の部分には任意の文字列を指定できます。

最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

または、以下のように入力して実行することでもIE 11をGUI起動できます。

%systemroot%\System32\conhost.exe powershell.exe -noprofile -executionpolicy bypass -windowstyle hidden -command "(new-object -com internetexplorer.application).visible=$true"

最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

IE 11の画面

IE 11のショートカットを作成する

よくIE 11を起動する必要があるなら、上で紹介したコマンドを設定したショートカット作成しておけば便利です。

ショートカットは、デスクトップのなにもないところを右クリックして、メニューから「新規作成」>「ショートカット」を選択します。

最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

「ショートカットの作成」画面が表示されるので「項目の場所」に、上記で紹介したいずれかのコマンドを入力して「次へ」をクリックします。

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「このショートカットの名前を入力してください」欄には、わかりやすい任意の文字列を入力して「完了」をクリックします。

最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

以上で、デスクトップにショートカットを作成でき、ショートカットファイルからIE 11をGUI起動できます。

最新のWindows 11でIE 11を単体でGUI起動する方法

あとがき

「Internet Explorer」のようなレガシーなWebブラウザとは早々におさらばしたいものですが、企業などではIEに依存したサービスやアプリがいまだに現役であることがあり、どうしてもIE11をまだ使い続けい場合があり、そのようなときに上で紹介した方法が役立ちます。