Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

Windows 10には、システムの動作がおかしくなった時の対処方法として初期化機能が搭載されていますが、初期化の際に、インストールしているデバイスドライバーは削除されてしまうため、初期化後に改めてインストールし直す必要があります。

最近のPCであれば、接続されているデバイスをWindowsが自動的に認識して、必要なデバイスドライバーを自動的にインストールしてくれることが大半ですが、古いハードウェアや周辺機器を利用している場合や、メーカー製のノートPCなどを利用している場合だと、一部のデバイスをWindows 10が認識してくれないことがあり、自分でデバイスドライバーをインストールしなければならないケースがあります。

そのようなときに問題となるのが、デバイスドライバーを入手できない可能性です。古いハードウェアや周辺機器の場合、デバイスドライバーの提供が終了していることがあり、メーカー製のノートPCだと、デバイスドライバーがそもそも提供されていないこともあります。

そこでここでは、Windows 10にインストールされているデバイスドライバーを一括でエクスポートしたり、エクスポートしたデバイスドライバーをインポートする方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit22H2

デバイスドライバーのバックアップ

コマンド操作でバックアップ

インストール済みのデバイスドライバーをコマンド操作でバックアップするには、管理者権限でコマンドプロンプトを起動して、以下のコマンドを順に実行します。

なお、バックアップ先は「E:\DriverExport」としていますが、環境に合わせて変更してください。

> set ExDir=E:\DriverExport
> if not exist %ExDir% mkdir %ExDir%
> dism /online /export-driver /destination:%ExDir%

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

私の環境では、31個のデバイスドライバーがバックアップされました。

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

以上で、デバイスドライバーのバックアップは完了です。

DriverStore Explorerでバックアップ

DriverStore Explorerは、Windows向けのデバイスドライバー管理ツールで、デバイスドライバーのインストールや削除、エクスポートができます。

GitHub - lostindark/DriverStoreExplorer: Driver Store Explorer [RAPR]

DriverStore Explorerは、上のGitHubのページからダウンロードして、ZIPファイルを解凍して「Rapr.exe」から起動します。

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

DriverStore Explorerでインストール済みのデバイスドライバーを一括でエクスポートする手順は、次のとおりです。

まず、DriverStore Explorerを起動して「ファイル」メニューから「すべてのドライバーのエクスポート」を選択します。

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

「フォルダーの選択」画面で、ドライバーの出力先フォルダを選択すれば、ドライバーのエクスポートが実行されます。なお、インストールしているデバイスドライバーが多いと、エクスポートにはそれなりの時間がかかるので、完了するまで待機します。

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

ステータスバーに「すべてのドライバーパッケージをエクスポートしました。」と表示されたら、エクスポート完了です。

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

デバイスドライブーをバックアップしたフォルダーを、USBメモリーなどにコピーしておけば、Windows 10を初期化したり、クリーンインストールした後に、認識されないデバイスを認識させるときに利用できます。

デバイスドライバーの復元

バックアップしたデバイスドライバーを復元するときは、デバイスマネージャーからGUI操作で個別にインストールする方法や、コマンドで一括インストールする方法があります。(上に紹介したDriverStore Explorerでインストールすることもできます。)

通常は「デバイスマネージャー」画面で「不明なデバイス」と表示され、正常に認識されていないデバイスに対してのみ、右クリックしたメニューから「ドライバーの更新」を選択し、バックアップしたデバイスドライバーのフォルダーを指定してインストールします。

Windowsでインストール済みのデバイスドライバーを一括エクスポートする方法

バックアップしたデバイスドライバーをコマンドで一括インストールしたい場合は、管理者権限でコマンドプロンプトを起動して、次のコマンドを実行します。

> pnputil.exe /add-driver E:\DriverExport\*.inf /subdirs /install

「E:\DriverExport」は、バックアップしたデバイスドライバーを格納しているフォルダー名なので、環境に合わせて変更してください。

留意点

なお、dismコマンドやDriverStore Explorerでエクスポートできるデバイスドライバーは、一般的な方法でインストールされたデバイスドライバーのみとなるため、エクスポートできないデバイスドライバーもまれにあるようです。

また、プリンターなどで、デバイスドライバーとユーティリティソフトが一体的にインストールされている場合、ここで紹介した方法でのバックアップでは、ユーティリティソフトなどはバックアップされないのでご注意ください。