Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

英Macrium Softwareのバックアップツール「Macrium Reflect 7 Free Edition」は、イメージベースのバックアップツールです。

以前の記事で、ソフトウェアの概要や、バックアップ、復元の方法を紹介しましたが、本ソフトウェアでは、設定したスケジュールに基づいたバックアップもできます。

そこでここでは、Macrium Reflect 7 Free Editionで、スケジュールバックアップを設定する方法を紹介します。

なお、Macrium Reflect 7 Free Editionの概要や、バックアップ・復元の手順については、以下の記事をご覧ください。

Windows 10でおすすめの無料バックアップツールMacrium Reflect 7 Free Edition
ここでは、Windows向けの無料バックアップツール「Macrium Reflect 7 Free Edition」の概要や基本的な使い方(インストールからバックアップまで)を紹介します。
Macrium Reflect 7 Free Editionの使い方(復元編)
ここでは、Macrium Reflect 7 Free EditionでバックアップしたWindowsのシステムデータを、同一マシンに復元する手順や、バックアップしたデータを仮想ドライブとしてマウントして、特定のファイルを取り出す方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows 10 Pro 64bit1809
Macrium Reflect 7 Free Edition7.2.4063

スケジュールバックアップの設定

ここでは、以下の記事で作成したバックアップタスクの定義ファイル(Backup Definition file)に、スケジュール設定を追加する方法を紹介します。

ちなみに、以下の記事中に記載していますが、バックアップタスクを作成する際に、スケジュール設定することもできます。

Windows 10でおすすめの無料バックアップツールMacrium Reflect 7 Free Edition
ここでは、Windows向けの無料バックアップツール「Macrium Reflect 7 Free Edition」の概要や基本的な使い方(インストールからバックアップまで)を紹介します。

バックアップタスクの定義ファイルを選択

画面左上にある「Backup」タブ をクリックし、中央上部に表示されている「Backup Definition Files」タブを選択します。

Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

すると、バックアップタスクの定義ファイルが表示されているので、スケジュール実行したい定義ファイルを選択した状態で「Schedule」アイコンをクリックします。

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テンプレートからの選択

「Edit the Plan for this Backup」画面が表示されるので「1. Select a Template for your Backup Plan」欄からバックアッププランのテンプレートを選択します。

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テンプレートは、以下のように何種類かありますが、Free版では「Differential Backup Set(差分バックアップ)」以外は選択できません。

Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

ちなみに、テンプレートを選択せずに自分ですべて設定することもできますが、テンプレートを選択後、後続の設定をカスタマイズするほうが簡単です。

バックアップタイプとスケジュールの設定

テンプレートから「Differential Backup Set」を選択すると「2. Add/Edit Schedules」欄に、「Full(フルバックアップ)」と「Differential(差分バックアップ)」が登録されるので、バックアップの実行頻度を確認します。

Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

既定では、フルバックアップは、毎月第1月曜日の午前9時に実行され、差分バックアップは、毎週月曜日から金曜日の午前9時に実行されるよう設定されています。

バクアップ頻度を変更する場合は、変更するスケジュールを選択した状態で「Edit Schedule」ボタンをクリックします。

Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

以下の、スケジュール設定画面が開くので、スケジュールを設定します。

Macrium Reflect 7 Free Editionでスケジュールバックアップを設定する

設定可能なスケジュールは次のとおりです。

スケジュール説明
Monthly月の特定曜日、特定日を指定できます
Weekly曜日、週を指定できます
Daily毎日、平日、何日おき、などを指定できます
One Time Only指定した日時に1回だけの実行します
On EventPC起動時かログオン時に実行します
Start Timeバックアップの開始時刻を設定します
Start Dateバックアップの開始日を設定します

バックアップデータの保持ルールを設定

次の「3. Define Retention Rules」欄では、対象とするバックアップデータの指定と、バックアップデータの保持ルールを設定します。 

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バックアップデータの指定

保持ルールを適用するバックアップデータを指定します。

Apply retention rules to matching backup sets in the target folder.  - バックアップ先のフォルダー内で、一致するバックアップデータに保時ルールを適用します。

Apply retention rules to all backup sets in the target folder.  - バックアップ先のフォルダー内にある、すべてのバックアップデータに保時ルールを適用します。

保持ルールの設定

バックアップデータの保持期間は、バックアップタイプごとに以下から選択します。

保持単位説明
Backups指定した個数だけ保持します
Days指定した日数だけ保持します
Weeks指定した週数だけ保持します

なお、フルバックアップデータが削除される際は、そのフルバックアップデータに紐づく差分バックアップデータも削除されます。

Run the purge before backup. - チェックを入れると、上の保持ルールに基づいた古いバックアップデータの削除を、バックアップの実行前に行います。

Delete the oldest backup set(s) if less than XX GB on the target volume (minimum 1GB) - チェックを入れると、バックアップの保存先容量が指定したサイズ以下になると、一番古いバックアップデータを削除します。

設定が済んだら、右下の「Finish」ボタンをクリックします。

以上で、スケジュールバックアップの設定は完了です。

設定確認

スケジュール設定が完了すると、「Scheduled Backups」タブに、設定したスケジュールが表示されます。

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スケジュールの内容を変更したい場合は、変更するバックアップタイプを選択し「Edit the selected scheduled task」ボタンをクリックします。 

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また、即時でバックアップを実行したい場合は、実行したいバックアップタイプを選択し「Run the selected scheduled task now」ボタンをクリックします。

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あとがき

インターフェースがほぼ英語ですが、その点にこだわらなければ、個人利用だけでなく、商用利用も無料というのはありがたいです。ビジネスでも、本番環境以外はお金をかけられない場合が結構あるので。