Windowsマシンの背景にシステム情報を表示する方法(BgInfo)

複数台のWindowsマシンを管理する場合、リモートデスクトップなどを利用して、切り替えながらリモートで作業することが多いのではないでしょうか。

そんなときに、やってしまいがちなミスに、操作しているマシンを間違えてしまうことがあります。

そんなミスを防ぐために、デスクトップの背景にコンピューター名などを大きく表示させて、パッと見てどのマシンか判別できるようにするとよいですが、1台ずつ壁紙を作成して背景に設定するのは手間がかかります。

そこで、おススメしたいのが、Windows Sysinternalsで提供されている「BgInfo」です。BgInfoは、デスクトップの背景にさまざまなマシン情報を表示できるMicrosoft製のツールです。

ここでは、BgInfoを利用して、Windowsマシンの背景にコンピューター名をはじめとするさまざまな情報を表示させる方法を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Professional 64bit 1903
BgInfo 4.2.7

「BgInfo」の使い方

BgInfoの起動

BgInfoを利用するには、以下のWebページからダウンロードして、ZIPファイルを展開して利用する方法と、「Live Sysinternal」というサービスを利用して、インターネット上で公開されているBgInfoを直接実行する方法があります。

インターネットに接続されたマシンでBgInfoを利用するなら「Live Sysinternal」を利用し、そうでないならツールをダウンロードして利用しましょう。

管理対象マシンで「BgInfo.exe」を起動すると、初回の起動時には「BGInfo License Agreement」画面が表示されるので、内容を確認し「Agree」をクリックします。

すると、BgInfoの設定画面が表示されます。なお、起動したら右上の「Time remaining X」をクリックします。

クリックしないと、自動的に背景に情報が表示されてしまい、BgInfo画面が閉じてしまいます。

表示させる情報を編集する

デフォルトでは、表示可能な情報がすべて表示されるように設定されているので、編集領域で不要な情報は削除します。

なお、編集は通常のテキスト編集の要領でできます。

項目を追加したい場合は、画面右側の「Fields」にあるリストボックスから該当する項目を選択して「Add」ボタンをクリックすれば、編集領域のカーソル位置にその項目が追加されます。

ちなみに、編集領域には固定的な情報を直接入力(日本語も可)することもでき、「Fields」にある「Custom」をクリックすると、次のような情報を追加することもできます。

  • 環境変数
  • レジストリの値
  • WMIクエリー
  • 特定ファイルのバージョン情報
  • 特定ファイルのタイムスタンプ
  • 特定ファイルの内容
  • VBScriptの実行結果

表示させる情報が決まったら「Preview」をクリックして、どんな感じに表示されるか確認し、問題なければ、画面右下の「OK」をクリックすればデスクトップの背景に情報が表示されるようになります。

デスクトップの背景に情報を表示させた画面

留意点としては、BgInfoでは、その時点の情報が表示された壁紙を生成して背景に設定するという仕組みになっています。

そのため、起動するたびに変化する情報を表示する場合は、スタートアップなどでサインイン時に毎回実行されるよう設定することで、常に最新の情報を表示させることができます。(後述の「コマンドラインで実行する」を参照ください)

また、デスクトップの背景が一定間隔で切り替わるようなテーマを利用している場合、BgInfoを利用すると、背景の切り替わり(スライドショー)は機能しなくなります。

デザインや表示位置を変更する

表示させる情報は、項目ごとにフォントの種類や色を変更することができます。

たとえば、コンピューター名を大きく目立つ色にしたい場合は「Host Name」の行を選択した状態で、上部のメニューでフォント・フォントサイズ・太字・斜体・アンダーライン・色などを設定します。

情報をデスクトップ上のどこに表示するかは「Position」から選択することができます。

選択可能な位置は、画面の左上から右下まで9つの場所から選択でき、マルチディスプレイにも対応しています。

情報のみを収集する

BgInfoでは、取得した情報をデスクトップの背景に表示するだけでなく、データとして保存することもできます。

データとして保存するには「File」メニューから「Database」を選択します。

すると「Database Settings」画面が表示されるので「カンマ区切りテキストファイル(.txt)」「Excelワークシート(.xls)」「Accessデータベース(.mdb)」「SQL Serverデータベース」のいずれかに出力するようフルパスで指定します。

たとえば、テキストファイルに出力するには、次のように指定します。

ちなみに、ファイル名に環境変数を指定して「bginfo_%COMPUTERNAME%.txt」などとすれば、PCごとに出力するファイルを分けることもできます。

テキストファイルに出力すると、次のような内容が記録されています。

また「Database Settings」画面では、BgInfoを実行するたびに新しい情報を追記する(Create a new database record for every run.)か、もっとも最近に取得した情報のみを記録する(Record only the most recent run for each computer.)かを選択できます。

なお、このままではデスクトップの背景にも情報が表示されてしまうので、情報のみを取得するなら、「Desktops」ボタンをクリックして、「User Desktop:」を既定の「Update this wallpaper」から「Do not alter this wallpaper」に変更することで、情報だけ収集するよう設定できます。

設定内容を他のマシンでも利用する

上記で行った編集内容や設定は、メニューから設定ファイルとして保存しておくことができます。

保存した設定ファイルは、別のマシンにコピーして、BgInfoから読み込むことで、複数台のマシンで同じ設定を適用できます。

コマンドラインで実行する

BgInfoは、コマンドラインでも実行することができます。

バッチファイルなどに以下のようなコマンドを記述しておけば、GUI画面を開かずにバッチファイルを実行するだけで設定が反映されるので便利です。

C:\BGInfo\Bginfo.exe C:\BGInfo\setting.bgi /TIMER:00 /SILENT /NOLICPROMPT

上のコマンドは、次の内容です。

  • C:\BGInfo\Bginfo.exe - BgInfoの場所
  • C:\BGInfo\setting.bgi - 設定ファイルの場所
  • /TIMER:00 - 0秒で設定画面を閉じる(つまり設定画面を表示しない)
  • /SILENT - エラーメッセージを表示しない
  • /NOLICPROMPT - 初回起動時のライセンス画面を表示しない

また、スタートアップなどに上のコマンドを記述したバッチファイルを登録しておけば、サインイン時にBgInfoを実行させることができます。

サインイン時に実行させることで、ディスクの空き容量など、起動するたびに変化する情報を、常に最新の内容で表示させることができます。

あとがき

Microsoft製のツールであることや、シンプルで軽量かつ常駐しないツールなので、クライアントPCだけでなく、サーバー環境でも安心して利用できます。

Windowsマシンを複数管理している場合には、おススメのツールです。

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