Windows10:あらゆる定形テキストの入力を効率化する(Phrase Express)

仕事で文章を書く場合、メール作成時、書類作成時、コード作成時など、場面に応じてお決まりの文章を書くことが思いのほか多いのではないでしょうか。

そんな決まりきった文章をを毎回手入力するのはもうやめませんか?

ここで紹介する「Phrase Express」を使えば、定型文などのお決まりの文章を超効率よく入力できます。更にマクロ機能なども使いこなせば、超絶効率よく入力できるようになります。

ここでは「Phrase Express」を使って、定型文を効率よく入力するための方法を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Professional 64bit バージョン1809
PhraseExpress v13.6.11d

Phrase Expressとは


Autotext - Text Expander for Windows - Snippets Manager

「PhraseExpress」は、Bartels Media GmbH社(ドイツ)が開発した、テキストエディタやWebブラウザなどのさまざまなアプリケーションに、定型文をすばやく挿入できる文字入力支援ソフトです。

ソフトウェア自体は、日本語化されていないため、使いこなすにはそれなりの慣れが必要ですが、日本語での定型文登録も問題なくできるので、使い方をマスターすれば、日々の入力作業をかなり楽にできます。

なお、無料のトライアル期間は30日となっていますが、個人利用に限りトライアル期間後も無料で利用することができます。ただし、有料版を購入するよう促すポップアップ画面が表示されます。

Phrase Expressの特徴

本ソフトのおもな特徴は、次のとおりです。

  • タスクトレイ常駐型ソフト
  • ホットキーから登録済みの定型文を挿入
  • 改行を含む、複数行の挿入が可能
  • マクロ機能を利用して、入力候補から選択して挿入したり、日付、時刻などの挿入が可能(日時の計算も可能)

インストールと初期設定

インストール

「PhraseExpress」には、インストール版とポータブル版がありますが、ここでは解凍すればすぐに利用できるポータブル版を利用します。

以下の公式サイトを開き「Download Client - Portable Edition」ボタンをクリックしてZIPファイルをダウンロードします。

Download Text Expander PhraseExpress

ダウンロードしたZIPファイルを任意の場所に解凍すれば、インストールは完了です。

初期設定

初期設定のままでも利用は可能ですが、最低限以下の変更をおすすめします。

フレーズの保存先

Windowsの場合、デフォルトのフレーズの保存先はユーザーのドキュメントフォルダー内になりますが、登録したフレーズを他のマシンでも利用したい場合は、フレーズの保存先をソフト本体と同じフォルダー内に変更して、ソフト本体のフォルダーをオンラインストレージ(Google Driveなど)に格納しておくことをオススメします。

手順は、まずソフト本体のフォルダーをオンラインストレージ用のフォルダー内に配置してから「PhraseExpress.exe」を実行してソフトを起動します。ソフトが起動したらタスクトレイ常駐するので、タスクトレイのアイコンをダブルクリックしてメイン画面を開きます。

タスクトレイのアイコン:

メイン画面が開いたら、左上の「ファイル」メニューから「Save As」をクリックして、フレーズの保存先をソフト本体と同じフォルダーに指定します。

以上で、フレーズの保存先を変更できました。

テキストの挿入方法

日本語で改行が含まれるフレーズを挿入する場合、既定の設定では文字化けする可能性があります。その場合は、以下の設定変更をオススメします。

手順は、次のとおりです。

メイン画面左上の「ファイル」メニューから「Settings」をクリックして、設定画面を開きます。

設定画面で「Expert Options」の「Text Insertion」で「Paste Method」から「Paste text using the Windows Clipboard」を選択して「OK」をクリックします。

以上で、改行を含む日本語のフレーズを文字化けなく入力できると思います。

フレーズの登録

タスクトレイのアイコンをダブルクリックしてメイン画面を開き「New Phrase」をクリックすると、画面右側にフレーズの登録画面が表示されます。

フレーズの登録画面で、各項目に次のように入力していきます。

Description

フレーズの登録名を入力します。日本語でもOKです。

Phrase content

挿入したい定形テキストを入力します。

Autotext

「Phrase content」に入力した文章を呼び出す際のトリガーとなる文字列を入力し、すばやく挿入できるよう「Execute immediately」を選択します。

なお、トリガーとなる文字列は半角文字で設定します。(日本語(2バイト文字)を入力しても動作しません)

また、トリガーとなる文字列に一般的な英単語のみで設定してしまうと、思わぬところで「Phrase Express」から文章が挿入されてしまうので、トリガーとなる文字列の最後に記号を付加することをおすすめします。(おすすめは「;(セミコロン」です)

保存

登録が完了したら、右上の「保存」ボタンをクリックして保存します。

登録済みのフレーズは、メイン画面左にリスト表示されます。

Memo

書式付きのテキストも登録できるようなのですが、私が試した限りでは日本語が文字化けして使い物になりませんでした。。

登録例

例として、次のようなフレーズを登録して、メモ帳で挿入してみます。

いかがでしょう。長い文章でもあっという間に挿入することができます。

なお、マクロ機能を利用した応用的なフレーズの登録方法については、以下の記事を御覧ください。

Windows10:「Phrase Express」のマクロ機能を使う
定型文の入力を効率化してくれるツール「Phrase Express」には、マクロ機能があります。マクロ機能を利用すれば、定型文をより柔軟...

まとめ

メールの書き出しや署名、時候の挨拶文、コードの宣言部分などなど、仕事・プライベート問わず定型的な文章を書く場面はたくさんあると思います。

それらの定形文を「Phrase Express」に登録しておけば、入力作業をかなり効率化できます。

ぜひお試しあれ。

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