Windows 10を利用する場合、多くの方はマウスを使ってプログラムや文書をクリックして開いたり、ファイルやフォルダーを選択してドラッグ&ドロップしたりといった操作を行うと思います。
そんなとき、マウス操作にキーボード操作を組み合わせたワザを知っていると、とても便利ですよ。
そこでここでは、マウス操作にキーボード操作を組み合わせた便利な操作テクニックを紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1903 |
テキストを範囲選択する
マウスでテキストを範囲選択する場合、一般的なのがマウスの左ボタンでドラッグして選択しますが、範囲が大きいとドラッグするのが大変です。
そんなときは、範囲選択する初めの場所にカーソルを移動させ、終わりの場所を「Shift」キーを押したままクリックします。
すると簡単に範囲選択することができます。
複数のテキストを範囲選択する
テキスト内の複数の箇所を選択したいときは、テキストを選択してから[CTRL]キーを押しながら次のテキストを選択します。
これを繰り返せば、テキスト内の複数の箇所を選択することができます。
なお、このワザは、Microsoft Office系のドキュメントでのみ使用できます。
テキストを垂直方向に選択する
通常、テキストを選択するときは水平方向に選択しますが「Alt」キーを押しながらだと、垂直方向にテキストを選択することができます。
なお、このワザも、Microsoft Office系のドキュメントでのみ使用できます。
拡大/縮小する
Webページなどを閲覧していて、文字が小さくて読みづらいときがないでしょうか。そんなときは「Ctrl」キーを押しながらマウスホイールを回してください。
カンタンに拡大/縮小できます。
ウィンドウを最大化or閉じる
ウィンドウを最大化したり閉じたりするとき、ウィンドウ右上のアイコンをクリックするのが一般的ですが、次のような方法もあります。
ウィンドウを最大化するときは、ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックします。また、最大化したウィンドウのタイトルバーをダブルクリックすると、最大化が解除されます。
ウィンドウを閉じるときは、ウィンドウ左上のアイコンをダブルクリックします。
リンクを新しいタブで開く
Webブラウザでリンクをクリックしたとき、Webサイト側で指定されていないと、リンク先のページが同一タブ上に表示されます。
今開いているページはそのままにして、リンク先を新しいタブで開きたいときは「Ctrl」キーを押しながらリンクをクリックします。
右クリックメニューを拡張する
通常、ファイルやフォルダーなどを右クリックすると、コンテキストメニューが表示されますが、「Shift」キーを押しながら右クリックすると、普段は表示されない拡張メニューが表示されます。

通常時のコンテキストメニュー

「Shift」キーを押しながら右クリックしたとき
ウィンドウを自動スクロールさせる
長いWebページをスクロールしながら閲覧するとき、マウスホイールを回しながら閲覧するのが一般的ですが、それすら面倒と感じるなら、自動スクロールが便利です。
やりかたは、スクロールバーにマウスポインタを置いて、マウスの中ボタン(ホイール)をクリックしてから、マウスを下に動かすと自動的にスクロールしてくれます。
少し下に動かせば、ゆっくりスクロールし、大きく下に動かせば、早くスクロールします。
右クリックでドラッグ&ドロップする
通常、マウス操作でファイルやフォルダーを移動したりコピーしたりする場合、右クリックしてコンテキストメニューからコピーや切り取りを行いますが、面倒ですよね。
そんな時は、ファイルやフォルダーを右クリックで移動先(コピー先)にドラッグ&ドロップすれば、「ここにコピー」「ここに移動」「ショートカットここに作成」などの必要なメニューがすぐに表示されるので、マウス操作でも素早く移動したりコピーしたりできます。
あとがき
ここで紹介したマウスとキーボードを組み合わせた操作や、キーボードショートカットなどを使いこなせば、Windows 10での作業をかなり効率化できます。
是非参考にしてみてください。
