スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

自宅などでWi-Fiの速度が遅い場合、設置場所に問題があったり、使用している周波数帯や使用しているチャンネルが混雑しているケースがあります。

ですが、Wi-Fiの電波は目に見えるものではないため、設置場所を変えたり、Wi-Fiルーターの設定で使用するチャンネルを変えてもなかなか最適な場所や設定を見つけられないことがあります。そのようなときにおすすめなのが、Wi-Fiの電波状況を視覚的に詳しく確認できるスマホ向けアプリ「WiFi Analyzer (open-source)」です。

そこでここでは、Android向けアプリ「WiFi Analyzer (open-source)」を使ってWi-Fiの電話状況を調査する方法を解説します。

WiFi Analyzer (open-source)とは

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

「WiFi Analyzer」は、Android向けの無料アプリで、周辺のWi-Fiアクセスポイントやチャンネルの占有状況や電波強度などをグラフなどで視覚的に分かりやすくチェックすることができます。

また、無料アプリでありがちな広告も表示されない点もメリットです。

WiFi Analyzer (open-source)の使い方

周辺のアクセスポイントを確認

アプリを起動して、メニューから「Access Points」をタップすると、周辺で検知できるアクセスポイントの情報が一覧表示されます。

一覧の一番上に表示されているアクセスポイントが現在接続しているアクセスポイントで、それ以下は電波強度が強い順にアクセスポイントが表示されます。

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

チャンネルの使用状況を確認

メニューから「Channel Rating」をタップすると、周波数帯(2.4GHz/5GHz)ごとでチャンネルの使用状況を確認できます。

チャンネルの評価は星の数で表されており、星の数が少ないチャンネルは、周辺に同じチャンネルを使用しているアクセスポイントがあり混雑していることを表しており、星が数が多いチャンネルは比較的空いているチャンネルを表しています。

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

電波干渉による速度低下を避けたいときは、Wi-Fiルーターの設定でなるべく空いているチャンネルを選択するとよいでしょう。

アクセスポイントごとのチャンネルの使用状況を確認

メニューから「Channel Graph」をタップすると、周波数帯(2.4GHz/5GHz)ごとでどのアクセスポイントがどのチャンネルを使っているかや、電波強度がグラフで確認できます。

他のアクセスポイントとグラフが重なっている部分が多いと、電波干渉が発生する可能性が高くなります。

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

電波強度の推移を確認

メニューから「Time Graph」をタップすると、周波数帯(2.4GHz/5GHz)ごとで時間経過によるアクセスポイントの電波強度の推移をグラフで確認できます。

スマートフォンでWi-Fiの電波状況を調査する方法

自宅でWi-Fiルーターの設置場所を決める際に、この計測画面のままWi-Fiルーターを移動させることで、どの場所で電波強度が強くなるかを確認することができます。

あとがき

無線環境は上に紹介したようなツールがないと状況が分かりづらいので、自宅のWi-Fi環境が遅いなぁと感じるようなときは、確認してみるとよいでしょう。