Windows11では、Windows10のときに使い勝手がイマイチだったウィンドウの整列機能が強化され「スナップウィンドウ」としてとても使いやすく生まれ変わっています。
そこでここでは、Windows11のウィンドウ整列機能「スナップウィンドウ」の使い方を解説します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows11 Pro | 21H2 |
スナップウィンドウとは
「スナップウィンドウ」は、アプリやフォルダーのウィンドウを、デスクトップの半分や4分の1のサイズに整列できる機能で、Windows10から「スナップ」として搭載されていました。
複数のウィンドウを開いて作業するときなどにとても便利な機能ですが、Windows10のスナップ機能は思ったとおりにウィンドウが整列できないときがあるなど、使い勝手はイマイチといわざるを得ませんでしたが、Windows11のスナップウィンドウになって、機能が強化され使いやすくなりました。
スナップウィンドウの使い方
スナップウィンドウの使い方は、次のとおりです。
任意のウィンドウの右上にある「最大化」ボタンにマウスポインターを合わせると、ポップアップメニューが表示されて、ウィンドウを整列する位置を選択します。
たとえば、ポップアップメニューから画面の左半分に表示するを選択すると、ウィンドウがデスクトップの左側に整列します。
※下の画像をクリックすると、操作を動画で確認できます。
他に開いているウィンドウがあるときは、右側の空きスペースに配置するウィンドウを選択できます。
下の画像は、スナップウィンドウを使って画面左側にMicrosoft Edgeのウィンドウを表示し、画面右側にエクスプローラーの画面を表示しており、画面の半分のサイズで、きれいに整列されています。
なお、スナップウィンドウでは、通常は左右2分割、左側が広い2分割、左側と右上・右下の3分割、上下左右の4分割の整列パターンが用意されており、高解像度のデスクトップではさらに選択可能なパターンが増えます。
ショートカットキーで整列する
スナップウィンドウは、ショートカットキーでも利用でき、次のようなショートカットキーが用意されています。
ショートカットキー | 動作 |
---|---|
画面の左側に整列する | Windows+ ← |
画面の右側に整列する | Windows+ → |
画面の左上、または右上に整列する※ | Windows+ ↑ |
画面の左下、または右下に整列する※ | Windows+ ↓ |
最小化する | Windows+ ↓ |
最大化する | Windows+ ↑ |
※画面の左側、または右側に整列している場合のみ有効です。
自分好みに整列したいときは
スナップウィンドウでは、選択できるレイアウトパターンが決まっていますが、自分好みに整列させたいときは、Microsoftが提供するカスタマイズツール「PowerToys」の「Fancy Zone」を使うことで、さまざまなレイアウトパターンでウィンドウを整列させることができます。

あとがき
複数のウィンドウを開いて作業するときなどに活用すれば、アクティブウィンドウをいちいち切り替えたり、手動でウィンドウの大きさ調整するなどの手間を省けて、作業効率アップ間違いなしです。
ご活用あれ。