写真や画像の形式としては、JPEGやPNGが一般的ですが、最近では、同等の画質でファイルサイズが軽量な画像形式としてWebP(ウェッピー)を目にすることもあり、PNG/JPEG形式の画像をWebP形式に変換したいケースも出てきました。
WebP(ウェッピー)は、Googleが開発している画像形式(フォーマット)で、同等画質のJPEGやPNG形式の画像に比べてファイルサイズを軽量化できることから、おもにWebサイトに表示する画像で利用されています。
そこでここでは、Windows 10でPNGやJPEG形式の画像をWebp形式に変換するときにおすすめのツールやサービスを紹介します。

目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 22H2 |
GUIツールで変換する
Windows 10の標準機能では、PNGやJPEG形式の画像をWebp形式に変換することはできないため、変換ツールが必要になりますが、GUIツールで変換したい場合は、画像形式を一括変換でき画質調整もできる「XnConvert」がおすすめです。
XnConvertの基本的な使い方は、以下の記事をご参照ください。

XnConvertでPNG/JPEG形式の画像をWebP形式に変換するときは、まずXnConvert画面の「入力」タブで、変換したい画像ファイルを登録します。
次に「出力」タブの「形式」で「WEBP - WebP」を選択し、その下の「設定」で画質などを指定します。
あとは「変換」ボタンをクリックすれば、元画像と同じフォルダーにWebPに変換された画像ファイルが保存されます。
コマンドラインツールで変換する
コマンドラインツールで変換したいときは、Googleが提供している「cwebp」ツールを使った方法が簡単です。
cwebpツールは、以下の公式サイト経由で入手できます。
プリコンパイルされたユーティリティ | WebP | Google Developers
cwepでPNG/JPEG形式の画像をWebP形式に変換するときは、以下のようにコマンドを実行します。
> cwebp -q 75 -metadata icc -sharp_yuv -o output.webp input.jpg
上のコマンドがおすすめのオプションを使った実行方法ですが、基本は「-q」オプションで画像品質を指定すればOKです。
なお、指定可能なそのほかのオプションについては、以下の公式ページを参照するとよいでしょう。
cwebp | WebP | Google Developers
オンラインサービスで変換する
Webブラウザから利用できるオンラインサービスで変換したい場合には、さまざまな画像形式のファイルを変換できるオンラインサービス「Convertio」がおすすめです。
ConvertioでPNG/JPEG形式の画像をWebP形式に変換するときは、上のWebページを開いて変換したい画像ファイルをページ内にドラッグ&ドロップします。
画像ファイルが登録されると、以下のようなページが表示されるので、プルダウンから変換先の画像形式(ここではWEBP)を選択して「変換」ボタンをクリックします。
以上で、登録した画像ファイルがアップロードされ、変換が完了するとダウンロードリンクが表示されるので、ダウンロードボタンをクリックして変換された画像ファイルをダウンロードします。
あとがき
オンラインサービスを使って画像形式を変換するときは、画像ファイルをアップロードする必要があるので、万が一他の人に見られても問題ない画像ファイルに限定して利用するのが安心です。