iPhoneの動作が遅かったり動作に問題が生じたりといったトラブルに見舞われた場合の解決方法のひとつに、iPhoneの設定画面から、iPhoneの特定の設定だけを初期設定に戻したり、すべての設定やデータを消去して工場出荷状態に戻す方法があります。
そこでここでは、iPhoneの設定画面からすべての設定とデータを消去して工場出荷状態に戻す方法と、特定の設定だけを初期設定に戻す方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
機種 | バージョン |
---|---|
Apple iPhone8 | iOS16.1.2 |
工場出荷状態に戻す
iPhone内のすべての設定とデータを消去してiPhoneを工場出荷状態に戻すには、iPhoneの「設定」から「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」を順に選択します。
「転送またはiPhoneをリセット」画面が表示されたら「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
「このiPhoneを消去」画面が表示されれるので「続ける」をタップします。
あとは、データのバックアップやiPhoneを探す機能とアクティベーションロックをオフにするよう促されるので、指示に従い操作を実施すればOKです。
設定をリセット
iPhone内のデータはそのまま保持して、特定の設定だけを初期設定に戻したいときは、iPhoneの「設定」から「一般」>「転送またはiPhoneをリセット」>「リセット」を順にタップします。
すると、リセットしたい設定を選択する画面が表示されるので、リセットする設定をタップします。
すべての設定をリセット
「すべての設定をリセット」を選択すると、iPhoneの設定がすべて初期設定に戻ります。
ネットワーク設定をリセット
「ネットワーク設定をリセット」を選択すると、Wi-Fiやモバイルデータ通信などのネットワーク設定、証明書設定などが初期設定に戻ります。
キーボードの変換学習をリセット
「キーボードの変換学習をリセット」を選択すると、変換学習履歴や追加した単語などがリセットされます。
ホーム画面のレイアウトをリセット
「ホーム画面のレイアウトをリセット」を選択すると、ホーム画面に加えた変更がすべて初期設定に戻ります。
位置情報とプライバシーをリセット
位置情報サービスとプライバシー設定が初期設定に戻ります。
あとがき
iPhoneの調子が悪いときは、まずは問題が発生していると思われる設定項目のみをリセットしてみて、それでも問題が解消されない場合は、すべての設定をリセットし、それでも解決しない場合は、最後の手段として「すべてのコンテンツと設定を消去」して工場出荷状態に戻してみるのが良いでしょう。