Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

Windowsでは、フォルダーやファイルに所有者やアクセス許可が設定されており、ユーザーやグループごとにどのような操作が行えるかを制御しています。

Windowsを通常利用しているときは、フォルダーやファイルの所有者やアクセス許可設定を気にするケースはほとんどありませんが、OSをアップグレードした場合などでは、所有者やアクセス許可の設定が失われてフォルダーやファイルに対して編集や削除といった操作を行おうとすると「アクセスが拒否されました」などのメッセージが表示され、操作できなくなってしまうことがあります。

そこでここでは、Windows10を例に、このようなトラブルが発生したときにフォルダーやファイルの所有者やアクセス許可設定を変更してアクセスできるようにする方法を紹介します。

Windows10でフォルダーやファイルへのアクセスを制限する方法(NTFSアクセス権)
ここでは、Windows10でフォルダーやファイルへアクセス許可(NTFSアクセス権)を設定する基本的な方法を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
Windows10 Pro 64bit22H2

フォルダーやファイルの所有者を変更する

アクセスが拒否されているフォルダーやファイルへアクセスできるようにするには、まず管理者ユーザーでWindowsにサインインして、フォルダーやファイルの所有者を変更します。

手順は、次のとおりです。

まず、対象のフォルダーまたはファイルを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

プロパティ画面が表示されるので「セキュリティ」タブで「詳細設定」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「セキュリティの詳細設定」画面が表示されるので「所有者」欄の「変更」をクリックします。

「所有者」欄に所有者として設定したいユーザーまたはグループ名がすでに表示されている場合は、所有者の変更はスキップして、下記の「フォルダーやファイルのアクセス権を設定する」を参照して、アクセス許可の設定を変更します。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「ユーザーまたはグループの選択」画面が表示されるので「詳細設定」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「検索」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「検索結果」欄にユーザーとグループの一覧が表示されるので、所有者として設定したいユーザーまたはグループを選択して「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「選択するオブジェクト名を入力してください」欄に、選択したユーザーまたはグループが表示されていることを確認して「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「所有者」欄に選択したユーザーまたはグループが表示されていることを確認して「OK」をクリックします。

なお、フォルダーの所有者を変更する場合、フォルダー内のファイルやサブフォルダーの所有者も変更するなら「サブコンテナーとオブジェクトの所有者を置き換える」にチェックを入れてから「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

プロパティ画面に戻るので「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

以上で、所有者の変更完了です。

フォルダーやファイルのアクセス許可を変更する

つぎに、アクセスが拒否されているフォルダーやファイルのアクセス許可設定を変更します。

まず、対象のフォルダーまたはファイルを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

プロパティ画面が表示されるので「セキュリティ」タブで「詳細設定」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「セキュリティの詳細設定」画面が表示されるので「追加」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「アクセス許可エントリ」画面が表示されるので「プリンシパルの選択」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「ユーザーまたはグループの選択」画面が表示されるので「詳細設定」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「検索」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「検索結果」欄にユーザーとグループの一覧が表示されるので、アクセス権を設定したいユーザーまたはグループを選択して「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「選択するオブジェクト名を入力してください」欄に、選択したユーザーまたはグループが表示されていることを確認し、「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「プリンシパル」欄に選択したユーザーまたはグループが表示されていることを確認し「基本のアクセス許可」欄から許可するアクセス権限にチェックを入れて「OK」をクリックします。

ここでは例として「フルコントロール」にチェックを入れています。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

「アクセス許可エントリ」欄に選択したユーザーまたはグループが表示されていることを確認し「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

プロパティ画面に戻るので「OK」をクリックします。

Windows10でフォルダー/ファイルがアクセス拒否で編集/削除できないときの対処方法

以上で、アクセス許可設定の完了です。

最後に、設定したフォルダーやファイルに対して操作が行えるようになったか動作確認しておきましょう。

あとがき

アクセス許可を細かく設定したフォルダーやファイルが保存されているハードディスクを別のパソコンに移設したときなどでは、アクセスが拒否されてフォルダーやファイルを操作できなくなってしまうこともあるでしょう。

そのようなときにお役立てください。

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