Windows10を利用していて、操作手順を記録しておきたい時や、操作方法を相手に伝えたいと時があります。
ですが、操作を言葉だけで記録・説明しても伝わりにくいのですよね。かといって、スクリーンショットなどを撮って、画像付きで分かりやすく記録・説明した資料を作成するのも手間がかかります。
このようなときには「ステップ記録ツール」を使ってみましょう。
「ステップ記録ツール」では、クリックした場所をカンタンに画像付きで記録することができ、エンジニアであれば構築エビデンスの取得ツールとして、サポート担当者であればPC利用者へ操作方法を伝えるときのツールとして便利に使えるのではないでしょうか。
ここでは、Windows10で「ステップ記録ツール」の使い方を紹介します。
目次
ステップ記録ツールの使い方
起動
「スタートメニュー」→「Windowsアクセサリ」からも起動できますが、Windowsの検索(Windowsキー+S)で「ステップ」と入力することで「ステップ記録ツール」が検索結果に表示されるので、そこから起動したほうが早いです。
記録
ステップ記録ツールを起動すると、以下のようなウィンドウが表示され「記録の開始」をクリックすると、記録が開始されます。
記録タイミングは、右クリック時・左クリック時・ショートカットキー操作時で、入力した文字は記録されません。
また、記録中は「コメントの追加」ボタンをクリックすることで、操作時の注意点などをコメントとして記録しておけます。
操作を終えたら「記録の停止」をクリックします。中断したい場合は「記録の一時停止」をクリックします。
結果の出力と確認
「記録の停止」をクリックするとレポートが表示されます。レポートには、どこをクリックしたかや、ショートカットキーの入力履歴とともにスクリーンショットが記録されています。
例として「検索からメモ帳を起動>テキストを入力>コメントを挿入>保存」するまでの流れを記録してみました。記録したレポートの全文をご覧になりたい方は、以下のリンクをクリックしてみてください。
保存と閲覧
「保存」をクリックすると、レポートをZIP形式ファイルで保存できます。
ZIPファイルの中身は、Webアーカイブ単一ファイル形式(mht)なので、Internet Explorerで閲覧することができます。
ステップ記録ツールの設定
ステップ記録ツールの設定では、スクリーンショットを撮るかや、記録するスクリーンショットの数などを変更できます。
記録する手順が長い場合などに、スクリーンショット数を増やしたりできます。
あとがき
「ステップ記録ツール」を使ってみて、以下の点が気になるところです。
- 自分の環境では未確認ですが、まれにコマ落ちする場合があるようです。
- 対象ウィンドウだけの取得はできず、常にデスクトップ全体のキャプチャとなります。
- 作成されるレポート内の画像は、それほどきれいではありません。
個人用・社内用の資料として活用するのが良いかと思います。