これまで、ESXi環境のLinux仮想マシンには、製品にバンドルされている「VMware Tools」を導入していましたが、最近はバンドルされている「VMware Tools」ではなく、オープンソース版の「open-vm-tools」の利用が推奨されているようです。
ここでは、ESXi上で稼働しているCentOS 6・CentOS 7の仮想マシンに「open-vm-tools」をインストールする方法について紹介します。
yumで簡単にインストールできる上、オペレーティング システムの更新と同じように更新できるため個別に更新する面倒がなくなるので、おすすめです。
以下の記事によると「open-vm-tools」を導入している仮想マシンもVMwareのサポート対象なので安心です。
目次
open-vm-toolsのインストール手順
CentOS 6の場合
インストールコマンドは以下のとおりです。
# yum --enablerepo=extras install epel-release
# yum -y install open-vm-tools
インストール完了したら、自動起動設定をして起動します。
起動したら念のため、起動していることを確認しておきましょう。
# chkconfig vmtoolsd on
# service vmtoolsd start
# service vmtoolsd status
OS起動時に「Failed VGAuthService startup」とエラーが出たときは「/var/run/vmware」ディレクトリを作成します。
1442412 – VGAuthService startup fails due to missing /var/run/vmware directory on RHEL 6
CentOS 7の場合
インストールコマンドは以下のとおりです。
# yum -y install open-vm-tools
インストールが完了したら、自動起動設定をして起動します。
起動したら念のため、起動していることを確認しておきましょう。
# systemctl enable vmtoolsd.service
# systemctl start vmtoolsd.service
# systemctl status vmtoolsd.service
あとがき
これまで製品にバンドルされている「VM-Tools」をインストールするときは、ウィザード形式で少し面倒でしたが、これで運用か少し楽になります。