iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

iPhoneでメールに添付されているZIPファイルを開きたいときや、複数のファイルをZIPファイルにまとめて送りたいといったとき、別途アプリをインストールしなくても標準機能でZIPファイルを解凍(展開)したり、ZIPファイルを作成することができます。

そこでここでは、iPhoneでZIPファイルを解凍したりZIPファイルを作成する方法や、文字化けなどへの対応について紹介します。

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他の機種やバージョンでは、操作方法や動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

機種バージョン
Apple iPhone8iOS16.1.2

ZIPファイルを解凍する

ここでは、Gmailアプリでメールに添付されているZIPファイルを解凍する方法や、ファイルアプリに保存しているZIPファイルを解凍する方法を紹介します。

メールに添付されているZIPファイルを解凍する場合は、まずメールの一覧などから添付されているZIPファイルをタップします。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

ZIPファイルに解凍パスワードが設定されていない場合はZIPファイルの画面が表示され、ZIPファイルに解凍パスワードが設定されている場合は、パスワードの入力画面が表示され、パスワードを入力すれば、ZIPファイルの画面が表示されます。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法 iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

ZIPファイルの画面では、内容をプレビューをタップすれば、ZIPファイルに格納されているファイルをプレビュー表示でき、画面左下の共有アイコンをタップすれば、ZIPファイルをファイルアプリなどに保存できます。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

ファイルアプリに保存したZIPファイルは、タップすれば自動的に解凍され、パスワード付きの場合は解凍パスワードを入力する画面が表示されるので、パスワードを入力することで解凍されます。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法 iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

ちなみに、iPhoneのファイルアプリでは、ZIPファイルだけでなく「.bz2」「.rar」「.tar」「.tgz」といったファイルの解凍にも対応しているようです。

なお、Windowsなどの異なる環境で作成されたZIPファイルをiPhone上で解凍する場合、文字コードの違いなどで解凍時に「操作を完了できませんでした。引数が無効です」などのエラーが表示され解凍できないときがあります。

そのようなときは、サードパーティーの日本語対応の解凍アプリを利用すれば、文字コードの違いを判別して適切に解凍してくれるでしょう。

ZIPファイルを作成する

iPhoneでは、標準搭載のファイルアプリを利用して、以下の手順でZIPファイルを作成できます。

まず、ファイルアプリを起動して、右上の「…」をタップして、メニューから「選択」を選択します。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

ZIPファイルにまとめたいファイルをすべて選択してから、画面右下の「…」をタップして、メニューから「圧縮」を選択します。

Memo

作成するZIPファイルをWindowsで解凍することが予想される場合は、文字化けなどのトラブルを避けるために、ZIPファイルにまとめるファイルの名前は、半角英数字だけを使い日本語のファイル名を付けないようにしましょう。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

以上で、選択したファイルが「アーカイブ.zip」というファイルにまとめられます。

iPhoneでZIPファイルを解凍/作成する方法

なお、ファイルアプリではパスワード付きのZIPファイルは作成できないため、どうしてもiPhone上でパスワード付きZIPファイルを作成したい場合は、サードパーティーの圧縮アプリを検討する必要があります。

あとがき

ZIPファイルの解凍時に文字化けするなどのトラブルは、かつてに比べて少なくなっていますが、iPhoneやMacなどのApple系デバイスの標準機能で作成したZIPファイルを、Windows系デバイスの標準機能で解凍する場合では、いまだに日本語のファイル名は文字化けするので注意が必要です。