複数のGoogleアカウントを利用して、利用目的に応じて使い分けている方も多いと思いますが、Chromeブラウザからは異なるアカウントを同時に使用することはできず、都度アカウントを切り替える必要があり少々面倒です。
そんなときに便利なのがChromeブラウザの「マルチアカウント機能」です。
この機能を使って複数のアカウントを登録しておけば、アカウントごとに別のウィンドウを開くことで、複数のアカウントを同時に利用できるようになります。
そこでここでは、Windows版Chromeブラウザで「マルチアカウント機能」を利用する方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
項目 | 値 |
---|---|
OS | Windows 10 Pro 64bit バージョン1809 |
ブラウザ | Google Chrome バージョン70.0.3538.102 |
ユーザーを追加する
まず、Chromeブラウザのウィンドウ右上にあるアカウントアイコンをクリックし、メニューから「ユーザーを管理」をクリックします。
新しく開いたウインドウの右下にある「ユーザーを追加」をクリックします。
ユーザー名やアイコンを選ぶ画面が表示されます。ユーザー名やアイコンはGoogleアカウントでログインすると、アカウントに設定しているものが表示されるので、ここでは既定値のままで問題ありません。
なお「このユーザーのデスクトップショートカットを作成」のチェックはオンにしておきます。(詳細は後述します)
新しいウィンドウが開くので「同期を有効にする」をクリックします。
アカウントのログイン画面が開くので、アカウント情報を入力してログインします。
ログインが完了すると、同期を有効にするかどうかを聞かれるので、同期を有効にする場合は「オンにする」をクリックし、同期項目をカスタマイズしたい場合は「設定」をクリックします。
以上でユーザーの追加は完了です。
追加したユーザーは、先の「ユーザーを管理」から開く画面で確認でき、ユーザーの削除もこの画面からできます。
特定のユーザーでChromeを起動する
ユーザー追加時に「このユーザーのデスクトップショートカットを作成」のチェックをオンにして、デスクトップに特定のアカウント用のショートカットを作っておけば、そのショートカットから特定のユーザーでログインした状態でChromeブラウザを起動できます。
作成されるショートカットアイコンの名前は、デフォルトでは「ユーザー名 - Chrome」ですが、好みの名前に変更可能です。
ユーザーごとのショートカットを作っておけば、うっかり違うGoogleアカウントを使ってしまうミスを減らせるでしょう。
デフォルトアカウントを切り替える
Chromeブラウザを起動したときのデフォルトのアカウントを切り替えるには、Chromeブラウザを起動し、ウィンドウ右上にあるアカウントアイコンをクリックし、登録されているアカウントから選択します。
あとがき
ブラウザ内でGoogleアカウントを都度切り替えるのと、アカウントごとのショートカットを作っておき、そこからChromeブラウザを起動するのと、どちらが便利かは人それぞれかと思いますが、個人的にはここで紹介した後者の方が、うっかりミスも少なくおすすめです。
お試しあれ。