Google Chrome:アプリからWeb版へと進化した「Chromeリモートデスクトップ」を使ってみる

「Google Chrome」や「Chrome OS」で利用できるリモートデスクトップ接続用アプリとして「Chromeリモートデスクトップ」が有名ですが、GoogleによるとChromeアプリは今後縮小される予定となっているようです。

そこで、別のリモート接続ツールを探していたところ、Google社がWeb版の「Crome リモートデスクトップ」(現在はベータ版)を提供していることを知りました。

そこで、ここでは新しいWeb版「Crome リモートデスクトップ」の利用方法や使用感について紹介したいと思います。

動作環境

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
Windows10 Professional 64bit バージョン1809
Google Chrome 70.0.3538.102

Web版「Chrome リモートデスクトップ」とは

Web版「Chrome リモート デスクトップ」は、最新のWeb標準技術を用いて構築されたリモートデスクトップ接続サービスで、「リモートアクセス」と「リモートサポート」の2つの機能を提供しており、利用は無料です。

大きな特徴としては「Google Chrome」をはじめとするモダンブラウザからであれば、どのマシンからでも遠隔PC(Windows/Mac/Linux)を操作することができ、iOS・Androidに対応するモバイルアプリも用意されており、スマートフォンやタブレットからもアクセスが可能です。

なお、接続先PCの対応環境は、Windows 7以降、Mac OS 10.9以降およびLinuxで、リモート接続を受け入れるための事前準備が必要となります。また、準備作業には「Google Chrome」と「Googleアカウント」が必要です。

リモートアクセス

事前準備

ここからは、接続先PCで作業します。

まず、Google Chromeで以下のサイトへアクセスし「使ってみる」ボタンをクリックし、認証画面が表示されたら、利用するGoogleアカウントでログインします。

Chrome リモート デスクトップ | ホーム

「この端末」セクションのダウンロードボタンを押すと、拡張機能とコンパニオンアプリのインストールが始まります。

別ウィンドウで、拡張機能「Chrome Remote Desktop」のインストールが開くので「Chromeに追加」ボタンをクリックしインストールします。

拡張機能のインストールが完了すると、コンパニオンアプリのダウンロード画面が表示されるので適当な場所に保存して、Webページの[同意してインストール]ボタンを押しコンパニオンアプリをインストールします。

PCにわかりやすい名前を付け「次へ」をクリックします。

最後に、接続時に使用するPINを設定し「起動」をクリックしたら設定完了です。

設定が完了すると「この端末」セクションにPCが「オンライン」として表示されます。

接続

ここでは、先ほど事前準備をした接続先PCに、接続元PCからリモートアクセスしてみます。

接続元PCでは「Chrome リモート デスクトップ | ポータル」へアクセスし、事前準備のときと同じGoogleアカウントでログインすると、接続先PCが「リモートの端末」セクションにオンラインとして表示されるので、クリックします。

Memo

利用するWebブラウザは「Google Chrome」である必要はありません。

PINの入力画面が表示されるので、設定したPINを入力し矢印ボタンをクリックします。

「この端末にPINを保存します」にチェックを入れると、次回からPIN入力を省略できます。

接続先PCのデスクトップがWebブラウザ内に表示されればOKです。

右下にある赤色のボタンをクリックすると「クリップボードの共有」を有効化できます。

右下にある青色のボタンはクリックするとメニューが開き、オプション画面を表示したり接続を切断したりできます。

オプション画面は、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]などの特殊なキーコンビネーションを送信したい場合などに利用します。

なお、スマートフォンやタブレットなどから接続する際は「Chrome リモート デスクトップ | ホーム」に掲載されているリンクからアプリ「Chrome リモート デスクトップ」をインストールし、事前準備のときに利用したGoogleアカウントでログインした状態でアプリを起動すれば、リモートアクセスできるようになります。

リモートサポート

事前準備

「リモートサポート」は、他のユーザーが自分のPCへ一時的に接続できるようにしたり、逆に自分が他のユーザーのPCにアクセスコードを使って一時的に接続するための機能です。

なお、接続される側のPCでは、リモートアクセスのときと同じように事前の準備が必要です。

準備が済んでない場合は、以下のサイトで「この端末」セクションにあるダウンロードボタンをクリックし、あらかじめ準備をしておきます。(手順は、リモートアクセス時の事前準備と同じです)

Chrome リモート デスクトップ | リモートサポート

接続

他のユーザーが自分のPCへ接続できるようにするには「この端末」セクションで「コードを生成」ボタンをクリックし、ワンタイムアクセスコードを生成し、それを相手に伝えます。

アクセスコードを受け取ったユーザーは、同サイトにある「リモートの端末」セクションに受け取ったワンタイムアクセスコードを入力し「接続」ボタンをクリックします。

すると接続される側のPCに「閲覧と制御を許可しますか?」というダイアログが表示されるので、そこで「共有」ボタンを押すとリモート接続が開始されます。

まとめ

リモート操作した感じでは、Chromeアプリ版と同じような感覚で操作が可能なようです。まだ、ベータ版ということですが、早く正式サービスとして提供されることを期待したいところです。