インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

自宅でPCやスマホなどからインターネット通信(Webページの閲覧など)を行った場合、利用しているデバイスのスペックやインターネット回線は十分に高速なのに、なぜか表示が遅かったり操作がもたつくといったことがあります。

その原因の一つとして、利用しているDNSサーバーが遅いことが挙げられ、そのようなときは、利用するDNSサーバーをパブリックDNSサービスに変更することで、インターネット通信を高速化できる場合があります。

そこで、ここではおススメのパブリックDNSサービスや、Windows10やAndroidスマホで、利用するDNSサーバーの設定を変更する方法を紹介します。

DNSサーバーが遅いと

DNSサーバー遅いとどうなるかについては、以下の記事で解説しているので、ご参照ください。

スマホからのインターネット通信を高速化して安全性もアップできる「1.1.1.1」
米Cloudflareが提供している「1.1.1.1」は、高速性と安全性を兼ね備えたパブリックDNSサービスとして話題になりましたが、パ...

おすすめのパブリックDNSサービス

無料で利用できるパブリックDNSサービスは、世界中でたくさん提供されていますが、知名度・速度・安全性の点でおススメできるのは、以下の3つのサービスです。

Google Public DNS

Public DNS | Google Developers

「Google Public DNS」は、Googleが2009年から提供する無料のパブリックDNSサービスで、最も有名なパブリックDNSサービスと言えます。

  • IPv4およびIPv6をサポート
  • DNS over HTTPS(DoH)やDNS over TLS(DoT)のサポート
プロトコルアドレス
IPv48.8.8.8, 8.8.4.4
IPv62001:4860:4860::8888, 2001:4860:4860::8844

1.1.1.1(Cloudflare)

1.1.1.1 | The free app that makes your Internet faster.

「1.1.1.1」は、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)事業者として有名なCloudflareが提供する無料のパブリックDNSサービスで、プライバシーとセキュリティに特長があります。

  • IPv4およびIPv6をサポート
  • DNS over HTTPS(DoH)やDNS over TLS(DoT)のサポート
  • 利用者の個人データを保存しない
プロトコルアドレス
IPv41.1.1.1, 1.0.0.1
IPv62606:4700:4700::1111, 2606:4700:4700::1001

さらに、2020年4月からは、DNSレベルでアダルトコンテンツやマルウェアをブロックすることで、さらに安全性を高めた「1.1.1.1 For Families」も提供されています。

プロトコルアドレス
IPv4(Malware Blocking Only)1.1.1.2, 1.0.0.2
IPv6(Malware Blocking Only)2606:4700:4700::1112, 2606:4700:4700::1002
IPv4(Malware and Adult Content)1.1.1.3, 1.0.0.3
IPv6(Malware and Adult Content)2606:4700:4700::1113, 2606:4700:4700::1003

Quad9

Quad9 DNS: Internet Security and Privacy in a Few Easy Steps

「Quad9」は、Global Cyber​​ Alliance、IBM、およびPacket ClearingHouseによって共同開発された無料のパブリックDNSサービスで、プライバシーとセキュリティに特長があります。

  • IPv4およびIPv6をサポート
  • DNS over HTTPS(DoH)およびDNS over TLS(DoT)のサポート
  • 利用者の個人データを保存しない
  • 悪意のあるWebサイトのブロック
プロトコルアドレス
IPv49.9.9.9, 149.112.112.112
IPv62620:fe::fe, 2620:fe::9

DNSサーバーの変更方法

自宅などで、パブリックDNSサービスを利用するよう変更する場合、WindowsやAndroidといった各デバイスで設定を変更する方法と、デバイスが接続するホームルーターや無線LANルーターで設定を変更する方法がありますが、ここでは設定変更が手軽なデバイス側での変更方法を紹介します。

Windows10

Memo

ここでは、有線接続の場合の変更手順を紹介しますが、無線接続の場合もおおむね同じような手順で変更できます。

まず、タスクトレイにある「ネットワーク接続」アイコンをクリックし、インターネット接続に利用しているアダプターが表示されるのでクリックします。

インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

「イーサネット」画面が表示されるので「関連設定」から「アダプターのオプションを変更する」をクリックします。

インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

「ネットワーク接続」画面が表示されるので、インターネット接続に利用しているアダプターを右クリックして、メニューから「プロパティ」を選択します。

インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

アダプターのプロパティ画面が表示されるので「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IP)」を選択してから「プロパティ」をクリックします。

インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IP)」画面が表示されるので「全般」タブで「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択して「優先DNSサーバー」「代替DNSサーバー」に、利用したいパブリックDNSサービスのIPv4アドレスを入力して「OK」をクリックします。

インターネット通信を高速化したいならパブリックDNSの利用もアリです。

IPv6の設定も行いたい場合は「インターネットプロトコルバージョン6(TCP/IP)」のプロパティ画面で同じようにIPv6アドレスを設定します。

以上で設定完了です。

Memo

なお、会社で利用しているPCなど、ローカルネットワーク上のほかのコンピューターの名前解決にDNSサーバーを利用している場合、DNSサーバーをパブリックDNSサーバーに変更すると、それらのコンピューターに接続できなくなる場合があるので、設定を変更した後は、普段利用しているサービスなどの接続先に問題なく接続できるか確認するのをお忘れなく。

Android端末

Android端末で、Wi-Fi接続時のDNSサーバーを変更する方法については、以下の記事をご覧ください。

Android端末でWi-Fi接続時のIPアドレスを手動で設定する(固定化する)方法
Android端末でWi-Fi接続した場合、デフォルトではIPアドレスなどのネットワーク情報は、DHCPによって自動的に設定されるように...

モバイルデータ通信時に利用するDNSサーバーも変更したい場合は、専用アプリを利用して変更する方法や、機種によってはアプリなしでも変更が可能な場合があるようです。

スマホからのインターネット通信を高速化して安全性もアップできる「1.1.1.1」
米Cloudflareが提供している「1.1.1.1」は、高速性と安全性を兼ね備えたパブリックDNSサービスとして話題になりましたが、パ...

あとがき

最近では、自宅からプロバイダー経由でインターネット接続する場合、DNSサーバーが遅いということはあまりありませんが、公衆Wi-Fiなどを利用する場合は、パブリックDNSサービスを利用することで、安全性を高めるだけでなく、高速化にも期待できるでしょう。

記事が役立ったらシェアしてくれるとうれしいです。

あなたにおすすめのコンテンツ