子どものAndroid端末を安全に管理するためのおススメサービス「Google ファミリーリンク」では、次のような機能を利用できます。
- アプリの管理
- 利用時間の管理
- 位置情報の管理
ここでは「Google ファミリーリンク」でできる各種の使用制限設定について紹介します。
なお「Google ファミリーリンク」の概要や導入方法については、以下の記事をご覧ください。

目次
はじめに
ここからの設定は、保護者用端末にインストールした「保護者向けGoogleファミリーリンク」を起動し、子どものGoogleアカウントのダッシュボードから行います。
なお、ここではファミリーリンク導入時に「フィルタと制限設定」で「保護者による使用制限をカスタマイズする」を選択した場合を想定しています。
アプリの利用や表示するコンテンツを制限する
子どものGoogleアカウントのダッシュボードを開き「設定」をタップすると「保護者による設定」画面が開き、各種の使用制限を設定できます。


Google Playでの使用制限
「Google Playでの使用制限」では、Google Playでコンテンツ(アプリ・ゲーム・映画・書籍・音楽)を購入・ダウンロードするのに、保護者の承認を必要とするかを設定したり、Google Playでコンテンツを検索した時に、年齢に応じたコンテンツのみを表示するよう設定できます。
たとえば、子どもの端末でアプリをインストールしようとすると、次のようなポップアップが表示され、保護者が承認しない限りインストールはできなくできます。

子どもの端末の画面

保護者の端末の画面
Google Chromeのフィルタ
「Google Chromeのフィルタ」では、成人向けのサイトが可能な限り表示されないようにしたり、承認したサイトしかアクセスできないように設定できます。
Google検索のフィルタ
「Google検索のフィルタ」では、Google検索を行った際に、成人向けのコンテンツや有害と考えらるコンテンツを除外する「セーフサーチ」を有効にすることができます。
Androidアプリ
「Androidアプリ」では、インストール済みの特定アプリをロックして、起動できないように設定できます。
なお、アプリをロックすると、子供の端末上では、該当アプリのアイコンがグレーアウトするか、非表示になります。
子どもの現在位置を確認する
ダッシュボードから「位置情報」の設定をタップして、子どもの端末の位置情報機能をオンに設定すてば、子どもの現在位置を表示することができます。


「位置情報を表示する」をオンに設定すると、ダッシュボード上の「位置情報」欄にGoogleマップが表示されて、子どもの現在位置を確認することができます。
端末の利用時間を制限する
ダッシュボードから「利用時間」の設定をタップすると、1日の利用時間を曜日ごとで設定したり、端末を利用できない時間帯を曜日ごとで設定することができます。


「1日の利用時間の上限」を設定すると、利用時間の上限に近づくと子どもの端末の通知領域に残り時間が表示され、上限に達すると次のような画面になり、端末がロックされます。
「おやすみ時間」を設定すると、おやすみ時間になると子どもの端末が次のような画面になり、端末がロックされます。
なお、ダッシュボードから、ロックされていない端末を「今すぐロック」したり、逆にロックされている端末の「ロックを解除」したり、端末の利用時間を確認することもできます。


なお、端末がロックされても電話を受けることは可能です。
アプリの利用状況を確認する
ダッシュボードの「アクティビティ」では、当日のアプリの利用時間を確認でき「もっと見る」をタップすると、今日・昨日・7日間・30日間それぞれで、どのアプリをどれぐらいの時間利用したかを確認することができます。


子どもの端末の設定変更を制限する
ファミリーリンクで管理されている端末では、デフォルトで以下の操作が制限されていますが、制限を解除したいときは、ダッシュボードの「端末」の設定タップして「端末の詳細」画面から解除することができます。
- ユーザーの追加と削除
- 提供元不明のアプリのインストール
- 開発者向けオプションの有効化


あとがき
「Google ファミリーリンク」では、ダッシュボードから子どもの端末の状況を一覧で確認できるのが良い感じです。
また、有償ツールのように豊富な機能はありませんが、必要な機能は搭載されていると思いますし、操作に迷うことも少なく、設定変更の反映も早く、とても使いやすいと感じました。
お子さんの端末がAndroidスマホなら、試してみることをおススメします。