スマートフォンで写真や動画を撮影しているとあっという間に端末内のストレージがいっぱいになってしまい、スマートフォンの動作が遅くなったり、最悪の場合動作しなくなることがあります。
そのような不測の事態を避けるためにも、残しておきたい写真や動画は、別の場所にバックアップしておく必要がありますが、バックアップ先でお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、スマートフォンで撮影した写真や動画を別の場所にバックアップする方法を4つ紹介します。
目次
パソコンやNASにバックアップ
自宅にパソコンやNASがあり十分な空き容量があるなら、それらのデバイスにUSB接続するかネットワーク経由でバックアップするのが最もお金のかからないバックアップ方法です。



(Micro)SDカードにバックアップ
自宅に写真や動画を保存しておくパソコンがないという場合に、お手軽な方法としてはカードリーダーとSD(MicroSD)カードを使ったバックアップ方法があります。
手順は、スマートフォンとカードリーダーをUSB接続して、カードリーダーにSD(MicroSD)カードを装着して、端末内から写真や動画をSDカードにバックアップします。
なお、カードリーダーを購入するときは、スマートフォンのUSB(充電)ポートの形状にあった物を選びましょう。

外付けSSDにバックアップ
最近のスマートフォンの中には、4K画質で動画を撮影できる機種もあり、きれいな動画を撮影すると、動画ファイルのサイズはかなり大きくなります。
そうなると、上のMicroSDカードへバックアップする方法は、SDカードの容量や転送スピードで不満に感じることがあります。
そのようなときにおすすめなのが、USB接続の外付けのSSDです。
バックアップする写真や動画の総量がそれほど多くなければ、あまりメリットは感じられませんが、数十GBから100GBを超えるようなデータをバックアップするなら、容量的にも転送スピード的にも十分なメリットを感じることができるでしょう。(およそですが、SDカードへバックアップするのに比べて、5倍以上高速にバックアップできます。)
なお、外付けSSDはカードリーダーやmicroSDカードなどに比べると高価ですが、スマートフォンで高画質な動画を撮影して、スピーディーにバックアップしたいと考えているなら、検討する価値は十分にあります。
「Googleフォト」にバックアップ
以前は、スマートフォンで撮影した写真や動画のバックアップ方法として、多くの方が利用していた「Googleフォト」ですが、現在では無料で利用できるのは15GBまでで、それ以上保存したい場合は有料となっているため、利用に二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか。
ですが、費用面で折り合いがつくのであれば、これ以上に便利なサービスはないでしょう。
- 端末内の写真や動画を、Wi-Fi経由で自動的にバックアップして、端末内から削除してくれる
- いつでもどこからでもバックアップした写真や動画を閲覧できる
- 撮影日ごとに自動で整理してくれ、バックアップした写真や動画を検索しやすい
- バックアップした写真や動画を家族や友人と共有できる
- バックアップしたデータを消失する可能性が、SDカードやSSDなどに保存するのに比べて断然低い
ちなみに、利用料は次のとおりです。
容量 | 利用料 |
---|---|
100GB | 月額250円(年額2500円) |
200GB | 月額380円(年額3800円) |
2TB | 月額1200円(年額1万3000円) |
10TB | 月額6500円 |
20TB | 月額1万3000円 |
30TB | 月額1万9500円 |
あとがき
最近のスマートフォンは、MicroSDカードを装着できない機種が多くなってきており、今まで以上に撮影した写真や動画をスマホ以外の場所にバックアップする機会も増えると思うので、改めてバックアップ方法を検討してみてはどうでしょうか。