Windows環境では、デフォルトで以下の画像のようにタスクバー右端の通知領域(タスクトレイ)に日時が表示されていますが、この表示は12時制や和暦で表示したり、秒を表示するといったカスタマイズが可能です。
そこでここではWindows 10を例に、通知領域(タスクトレイ)の日付や時刻の表示をカスタマイズする方法を紹介します。
目次
和暦/12時制/曜日を表示
日時の表示形式を、和暦や12時制で表示したり、曜日も表示したいときは、Windowsの「設定」アプリや「コントロールパネル」から行えますが、ここでは「設定」アプリから変更する方法を紹介します。
まず、スタートメニューなどから「設定」アプリを起動し「時刻と言語」をクリックします。
「時刻と言語」画面が表示されるので、画面左の「地域」をクリックし「地域設定データ」欄にある「データ形式を変更する」をクリックします。
「データ形式を変更する」画面が表示されるので、各項目で表示形式を変更できます。
なお「日付(長い形式)」「時刻(長い形式)」の設定は、タスクトレイの日時表示には反映されません。
いくつかの表示サンプルを以下に挙げます。
時刻をAM/PMで表示
「設定」アプリからの変更では、上のように選択肢がある程度決まっていますが、「午前」「午後」の表記を「AM」「PM」表記に変更したい場合など、より細かく調整したい場合は「コントロールパネル」の「地域」画面から「追加の設定」をクリックして設定することができます。
時刻に秒を表示
タスクトレイ(通知領域)の時刻表示に「秒」を表示するには、「設定」アプリからやコントロールパネルからは設定できず、レジストリで設定する必要があります。
手順は、コマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを実行します。
> reg add HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced /v ShowSecondsInSystemClock /t REG_DWORD /d 1 /f
コマンドを実行後「この操作を正しく終了しました。」と表示されれば設定完了です。
Windowsにサインインし直せば、タスクトレイ(通知領域)の時刻に以下のように「秒」が表示されます。
設定を戻すときは
秒を非表示に戻したいときは、コマンドプロンプトを起動して以下のコマンドを実行します。
> reg delete HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced /v ShowSecondsInSystemClock /f
追加の時計を表示
海外の現地時刻を確認したい場合は、追加の時計を表示すると便利です。
追加の時計を表示する手順は、次のとおりです。
まず、タスクトレイに表示されている日時部分を右クリックして、メニューから「日付と時刻の調整」をクリックします。
設定画面が開いたら、下にスクロールして「関連設定」にある「別のタイムゾーンの時計を追加する」をクリックします。
「追加の時計」の設定画面が開いたら、この時計を表示するにチェックを入れて、タイムゾーンと表示名を設定して「OK」をクリックします。
画面を見ていただくと分かるように、追加の時計は2つまで設定できます。
以上で、設定完了です。
追加の時計は、タスクトレイの日時部分にマウスポインタを合わせるとツールチップとして表示され、日時部分をクリックすれば、カレンダーの上部にも表示されます。
Windowsの時計を追加する機能は、意外と使っている人を見かけませんが、時差のある相手と連絡を取ることが多い方は、設定しておけば相手の現地時刻をすぐに確認できて便利ですよ。
あとがき
日々の仕事などで日時を確認することが多いなら、自分がよく使う日時の表示内容に変更しておけば、さっと確認できて便利です。ご活用あれ。