Google Chrome(以下、Chromeブラウザ)には、導入することで仕事の効率化に大きく貢献してくれる拡張機能があります。
そこでここでは、仕事の効率化するのにおすすめのChromeブラウザ向けの拡張機能を紹介します。
目次
Sider
ChatGPTやGoogle Bardといった生成AIサービスを利用する場合、それぞれのWebサイトへアクセスして利用するのが一般的ですが、拡張機能「Sider」を利用すれば、Chromeブラウザのサイドバーから簡単にこれらのサービスを利用できるようになります。
利用できる生成AIサービスは「GPT-3.5Turbo」「GPT-4Turbo(有料)」「Claude-Instant」「Claude-2(有料)」「Gemini Pro」です。
Siderをインストールすると、Chromeブラウザ画面の右下にSiderのアイコンが常時表示されるようになり、アイコンをクリックすることでSiderのサイドバーが表示され、ここからさまざまな機能を利用できます。
Siderの主な機能は「チャット」「書く」「聞く」「OCR」「翻訳」「文法」という6つの機能です。
- チャット:質問に対いて回答してくれる機能
- 書く:与えられたお題に従って文章を書いたり、アイデア出しをしてくれる機能
- 聞く:現在開いているページやブラウザで選択した文章を要約してくれる機能
- OCR:画像やスクリーンショットからテキストなどを抽出してくれる機能
- 翻訳:表示しているWebページや入力したテキストを翻訳してくれる機能
- 文法:英文の文法をチェックしてくれる機能
なお、Siderでの質問は一日30回までの制限があり、それ以上利用したい場合は有料プランにアップグレードする必要があります。
また、有料機能にはYoutube動画を要約してくれる機能もあります。
ChatGPT for Chrome
ChatGPT for Google | Chrome ウェブストア
AIチャット「ChatGPT」は、WebブラウザからChatGPTのサイトにアクセスして利用するのが一般的ですが、利用する機会が多いともっと手軽に利用したいと感じることがあります。
そのようなときは、拡張機能「ChatGPT for Chrome」がおすすめです。
ChatGPT for Googleを使えば、Googleでキーワード検索したときに、検索結果ページの右側に入力したキーワードを質問としたChatGPTの回答も表示されるようになり、情報収集や資料作成などで役立ちます。
また、ChatGPT for Googleのエリア下部から「Let's Chat」ボタンをクリックすれば、Googleの検索結果ページを表示したままChatGPTへ質問することもできます。
なお、ChatGPTを利用するにはアカウントが必要なので、あらかじめアカウントを作成しておき、初めて拡張機能を利用したときに画面に表示される指示に従いChatGPTにログインします。
ChatGPT - ウェブサイトとYouTube動画の要約
ChatGPT - ウェブサイトとYouTube動画の要約 - chromeウェブストア
閲覧しているWebサイトやYouTube動画の要点だけを素早く確認したいときってありますよね。そのようなときは、拡張機能「ChatGPT - ウェブサイトとYouTube動画の要約」が役立ちます。
たとえば、YouTube動画を要約するときは、対象の動画を再生しながら拡張機能アイコンをクリックすることで、動画の要約をテキストで確認できます。
また、ボリュームのあるWebサイトや英語のWebサイトを表示している状態で拡張機能アイコンをクリックすれば、日本語に翻訳しつつ要約することもできます。
なお、この拡張機能を利用するにはあらかじめChatGPTでユーザー登録しておく必要があります。
Black Menu for Google
Black Menu for Google | Chromeウェブストア
「Black Menu for Google」は、Googleが提供しているサービスをポップアップメニューから呼び出して、新しいタブを開くことなく利用できるようにする拡張機能です。
たとえば、Google検索を選択した場合、ミニ画面上でウェブ検索をしたり、画像、書籍、ニュースなどの検索結果を表示できます。
そのほかにも、利用するサービスごとにミニ画面上でいろいろな操作が可能です。
また、メニューに表示されるサービスは追加/削除が可能で、自分が利用するサービスだけを表示させたり、表示順を変更することもできます。
なお、利用できるサービスは、Google検索やGmail、YouTubeをはじめ、Googleが提供しているサービスのほとんどに対応しているといっても過言ではなく、日々、さまざまなGoogleサービスを利用しているなら欠かせない拡張機能です。
Google Mail Checker
Google Mail Checker - Chrome ウェブストア
「Google Mail Checker」は、Gmailの受信トレイにある未読メールの数をアイコン上に表示してくれるGoogle製の拡張機能です。
Gmailをわざわざ開かなくてもアイコンで未読メール数を確認できるので、メールの新着確認に時間を割く必要がない点や、設定画面がないシンプルな作りの拡張機能である点が良いですね。
また、Googleが提供している拡張機能というところも、安心して利用できる点ではないでしょうか。
Googleドライブに保存
Google ドライブに保存 - Chrome ウェブストア
「Googleドライブに保存」は、表示しているページをPNGやHTML、Googleドキュメントといった形式でGoogleドライブに保存できる拡張機能です。
使い方はとっても簡単で、保存したいページを開いている状態で拡張機能をボタンをクリックすれば、Googleドライブにあらかじめ指定した形式で保存することができます。
なお、拡張機能の設定画面で、保存形式やGoogleドライブの保存先フォルダーを指定することができます。
Webページを保存しておいて、後から見返すことがよくあるなら便利な拡張機能です。
Google Keep Chrome 拡張機能
Google Keep Chrome 拡張機能 - Chrome ウェブストア
「Google Keep」は、Googleが提供しているマルチデバイス向けのメモサービスで、拡張機能「Google Keep Chrome 拡張機能」を利用すれば、開いているWebページへのリンクをGoogle Keepに保存したり、選択した領域を簡単にメモとして保存したり、新規メモを素早く作成することができます。
メモアプリにGoogle Keepを使っている方に是非オススメしたい拡張機能です。
ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Office ファイルを編集
ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Office ファイルを編集 - Chrome ウェブストア
「ドキュメント、スプレッドシート、スライドで Office ファイルを編集」は、Microsoft Word、Excel、PowerPoint ファイルをGoogleドキュメント、スプレッドシート、スライドで表示、編集できる拡張機能です。
拡張機能をインストールすると、Office関連ファイルをChromeにドラッグ&ドロップしたり、GmailやGoogleドライブから開くと、Googleドキュメント、スプレッドシート、スライドで表示、編集でき、それぞれのファイルは元のOffice形式やGoogleドキュメントとして保存することができます。
なお、編集機能はテキストの挿入など基本的な機能のみなので、おもに表示用として利用するのが良さそうです。
下の画像は、PowerPoint形式のファイルをChromeにドラッグ&ドロップし、若干の編集を加えたときの画像です。一見するとPowerPointで表示したときと比べても、それほど違和感はないように感じます。
SimpleExtManager
SimpleExtManager - Chrome ウェブストア
「SimpleExtManager」は、インストールしている拡張機能・Chromeアプリ・テーマを簡単に有効化/無効化できる拡張機能です。
多くの拡張機能を利用していると、ときに機能が競合するなどしてうまく動かなくなることがあります。そのようなときにこの拡張機能を利用すれば、あまり使わない拡張機能をアンインストールせずに、チェックボックスをOFFにするだけで無効化することができます。
Awesome Screenshot
Awesome Screenshot スクリーンショットと画面録画 - Chrome ウェブストア
Webサイトを閲覧していて、表示ページを保存したいと思ったことのある人は結構いるのではないでしょうか。そんな時に便利なのが「Awesome Screenshot」です。
「Awesome Screenshot」では、Webページ全体や指定した範囲を、画像ファイルとして保存・クリップボードへコピー・印刷することができます。
また、ChromeブラウザでWebページをPDF形式で保存すると、おかしなレイアウトになることがありますが「Awesome Screenshot」を使えば、ほぼ見た目通りに保存ができます。
Webページを保存するには欠かせない拡張機能です。
Microsoft エディター
Microsoft エディター - Chrome ウェブストア
「Microsoft エディター」は、Microsoftが提供している拡張機能で、Microsoft Wordに組み込まれていたAIを活用した文章作成アシスタントサービスを、Webブラウザの拡張機能として利用できるようにしたものです。
「Microsoft エディター」では、以下のような機能を利用できます。
- スペルチェック機能
- 文書校正機能
- 表現方法の改善を提案する機能
スペルチェックと文章校正は、Microsoftアカウントでサインインすれば利用可能で、表現方法の改善を提案する機能は「Microsoft 365」購入者にのみ提供されます。
Webブラウザ上でメールを作成したり、ブログの投稿を作成したりするときに、作成した文章の文法的な間違いを自動的にチェックしてくれるので、文章作成がこれまで以上にラクになりますよ。
Weblioポップアップ英和辞典
Weblioポップアップ英和辞典 - Chrome ウェブストア
「Weblioポップアップ英和辞典」は、Webページ内の英単語にマウスカーソルをかざしたりダブルクリックすることで、Weblio英和辞典の結果をポップアップ表示させたり、Weblio英語翻訳の結果へのリンクを表示させることができるWeblio公式の拡張機能です。
仕事などで英文サイトをよくご覧になる方には、単語やイディオム、日本語訳をサッと調べることができるのが良い感じです。
また「音声読み上げ機能」や「ワンクリックの単語帳追加機能」など、英語学習に役立つ機能も搭載されています。
Weblio エクステンション
Weblio エクステンション - Chrome ウェブストア
「Weblio エクステンション」は、Webページ内のキーワードを選択することで、キーワードを複数の辞書で検索した結果をポップアップ表示してくれるWeblio公式の拡張機能です。
仕事をしていると、むずかしい日本語や専門用語などが日常的に登場してきますが、この拡張機能があれば、わざわざ検索しなくてもサクッと調べることができて、とても便利です。
あとがき
どの拡張機能も仕事の効率化に一役買ってくれると思います。お試しあれ。