Windows環境でファイル操作を行うときの定番ツールと言えば「エクスプローラー」ですが、エクスプローラーのデフォルト設定は必ずしも使いやすいとは言えません。
そこで、ここではWindows10のエクスプローラーを使いやすくカスタマイズする方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1909 |
ファイルやフォルダーの選択方法
Windows10のエクスプローラーでは、ファイルやフォルダーの選択方法が2種類あります。
従来のWindowsと同じように「シングルクリックで選択」する方法と、各ファイルやフォルダーのアイコンの横に表示されるチェックボックスにチェックを入れて選択する方法です。
切り替えは、エクスプローラーを起動して、上部メニューバーから「表示」を選択して「表示/非表示」欄の「項目チェックボックス」のオン/オフで切り替えます。
項目チェックボックスがオフの時は、ファイルやフォルダーは従来のWindowsと同じようにシングルクリックで選択します。
項目チェックボックスがオンの時は、ファイルやフォルダーは、各ファイルやフォルダーのアイコンの横に表示されるチェックボックスにチェックを入れて選択します。
拡張子の表示
Windows10のエクスプローラーでは、デフォルトでファイルの拡張子が表示されませんが、ファイル操作などでファイルの拡張子を確認しなければならないことはよくあります。
そこで、ファイルの拡張子は常に表示するよう設定しておくことをおすすめします。
フィルの拡張子を表示するには、メニューバーで「表示」を選択して「表示/非表示」欄で「ファイル名拡張子」にチェックを入れます。
隠しファイルやシステムファイルの表示
Windows10のエクスプローラーでは、デフォルトで隠しファイルやシステムファイルは表示されませんが、まれにこれらのファイルを操作しなければならないことがあります。
そんなときは、次の記事で紹介している方法で隠しファイルやシステムファイルを表示させることができます。
なお、常時隠しファイルやシステムファイルを表示していると、誤って削除してしまったりすることもあるので、必要に応じて表示/非表示を切り替えるようにしましょう。

表示レイアウト
Windows10のエクスプローラーでは、表示レイアウトが以下の8種類用意されています。
- 特大アイコン
- 大アイコン
- 中アイコン
- 小アイコン
- 一覧
- 詳細
- 並べて表示
- コンテンツ
フォルダーに保存しているファイルの種類に応じてレイアウトを切り替えることで、ファイルやフォルダーの確認がしやすくなります。
たとえば、画像ファイルを保存しているフォルダーでは、アイコン表示でファイルのサムネイルを表示するようにすれば、ファイルを開くことなくサムネイルで内容を確認できて便利です。

画像ファイルのサムネイル表示
Windows10のエクスプローラーでは「ピクチャ」フォルダー等を開いたときに、画像ファイルがサムネイル表示されます。
ファイルを開くことなく確認できて便利な機能ですが、重要なファイルを保存している環境などでは、サムネイルからファイルの内容を確認されるとセキュリティ的に問題となる場合もあります。
そんなときは、以下の記事を参考にサムネイル表示をオフにしておきましょう。

逆に、自宅PCなどでできる限りいろんな種類のファイルをサムネイル表示させて、利便性をアップしたいときは、サードパーティのツールを活用することで、サムネイル表示できるファイルの種類を増やすことができます。



あとがき
デフォルト設定からちょっとカスタマイズするだけでも、日々の操作が快適になり、生産性アップにも期待できます。
お試しあれ。