Google Chrome(以下、Chromeブラウザ)の複数のタブでメディアを再生していると、今どのタブで何を再生しているのかタブを見ただけでは分からないことがあります。
かといって、タブを一つずつ開いて確認するのは面倒です。
そんなときは「メディアコントロール機能」を利用すれば、いま何を再生しているのかを一か所で確認できて便利です。
そこでここでは、Windows版Chromeブラウザで「メディアコントロール機能」を利用する方法を紹介します。
なお、Chromeブラウザのバージョンによっては、本機能を利用できない場合や、試験機能を有効化しなくても、標準機能として利用できる場合があります。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows 10 Pro 64bit | 1909 |
Google Chrome | 79.0.3945.88 |
メディアコントロール機能を有効化する
メディアコントロール機能を有効化するには、以下の方法で試験機能を有効化する必要があります。
まず、Chromeを開き、オムニボックス(アドレスバー)に「chrome://flags」と入力し、エンターキーを押します。
以下の画像のように試験機能に関する設定画面が表示されるので、上部にある検索ボックスに「Global Media Controls」と入力し、エンターキーを押します。
すると、設定項目が絞り込まれるので、「Global Media Controls」の右側に表示されている「Default」をクリックして、選択肢から「Enabled」を選択し、設定を反映するために、右下の「Relaunch」をクリックしてChromeを再起動します。
以上で、メディアコントール機能を利用できるようになります。
メディアコントロール機能を利用してみる
メディアコントロール機能を有効化した状態で、タブでメディアを再生すると、ユーザーアイコンの左に音符マークが表示されます。
音符マークをクリックすると、すべてのタブで再生中のメディアが一覧表示され、それぞれに対して一時停止や再生などの操作を行えます。
ちなみに、YouTubeの場合はスキップやプレビュー画像の表示も可能です。
あとがき
いくつかのサイトでメディアコントロール機能を試してみましたが、サイトによっては連続再生ができなくなったりと、機能としての完成度はまだ発展途上のようですので、その点を踏まえて利用する必要はありそうです。