Windows 10では、デフォルトで縮小表示(サムネイル表示)やプレビュー表示できるファイルの種類が限られていますが、ファイルの種類によっては対応するアプリをインストールすることで縮小表示やプレビュー表示できるようになる場合があります。
たとえば、PDF形式ファイルはデフォルトでは縮小表示やプレビュー表示ができませんが「Adobe Acrobat Reader」をインストールして設定しておくことで、PDF形式ファイルを縮小表示したりプレビュー表示できるようになります。
そこでここでは、Windows 10に「Adobe Acrobat Reader」をインストールして、PDFファイルを縮小表示やプレビュー表示するための設定方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Adobe Acrobat Reader | 2022.003.20310 |
Adobe Acrobat Readerとは
PDFリーダー | Adobe Acrobat Reader
「Adobe Acrobat Reader」は、Adobe社が提供する無料のPDFリーダーで、多くの企業や官公庁で標準のPDFリーダーとして採用されています。
PDFリーダーのグローバルスタンダードといえるツールで、WindowsだけでなくMacやAndroidでも利用できます。
PDFファイルを縮小表示するには
Windows 10では、デフォルトでPDFファイルはMicrosoft Edgeに関連付けされており、縮小表示や、エクスプローラーのプレビューウィンドウで内容を確認することはできません。
ですが「Adobe Acrobat Reader」をインストールして設定することで、縮小表示やプレビュー表示するためのコンポーネントがインストールされ、縮小表示やプレビュー表示ができるようになります。
手順は、次のとおりです。
まず、公式サイトから「Adobe Acrobat Reader」をダウンロード&インストールして「Adobe Acrobat Reader」を起動します。
「Adobe AcrobatをデフォルトのPDFアプリケーションにします。」画面が表示されるので「はい」をクリックします。
つぎに、アプリ画面の「編集」メニューから「環境設定」をクリックします。
「環境設定」画面が開いたら、画面左の一覧から「一般」を選択して「Windows ExplorerでPDFサムネールのプレビューを有効にする」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
以上の設定が済んだら、今一度ファイルのアイコンとプレビュー表示を確認すれば、ファイルアイコンは、以下のように縮小版で表示されているはずです。
プレビューウィンドウにもPDFファイルの内容が表示されるようになります。
縮小表示できないときは
上に紹介した対応を行ってもファイルの縮小表示やプレビュー表示ができない場合は、エクスプローラーを起動して「表示」タブから「オプション」を選択します。
「フォルダーオプション」画面が表示されるので「表示」タブの「詳細設定」で「常にアイコンを表示し、縮小版は表示しない」のチェックを外して「OK」をクリックします。
以上の設定で、ファイルを縮小表示できるようになるはずです。
あとがき
たくさんのPDFファイルがある場合、縮小表示やプレビュー表示ができると、いちいちファイルを開かなくてもサムネイルからある程度の内容を確認できて便利ですよ。