Windows10をクリーンインストールする方法(バージョン1809版)

Windows8.1より前の時代は、PCに不具合が発生したときや、サービスパックが登場したときは、OSをクリーンインストールし直したほうが動作が安定することが多く、クリーンインストールすることが結構ありました。

ですが、Windows10になってからは機能アップデートも簡単になり、不具合が発生したときも「初期化」機能を利用すれば、カンタンかつ素早くクリーンインストール状態に戻すことができるようになり、新規構築時以外でOSをメディアからクリーンインストールする機会はほとんどなくなりました。

ですが、Windows10でも状況によってはクリーンインストールしたほうが良い場合があります。

そんなときのために、インストールメディアを利用してWindows10をクリーンインストールする手順を紹介します。

なお、Windows10がプリインストールされているメーカー製PCでは、ここで紹介している手順の実施はおススメできません。メーカー製PCの場合は、リカバリーメディアなど、メーカーが定めた手順でクリーンな状態へ戻すことをおススメします。

インストールメディアの準備

インストールメディアは、以下サイトから「メディア作成ツール」をダウンロードして、DVDやUSBメモリとして作成することができます。

Windows 10 のダウンロード

インストールメディアの作成手順については、次の記事が参考になります。

Windows10の機能更新プログラムを手動でインストールする(メディア作成ツール編)
Windows10で年2回のペースでやってくる「機能更新プログラム」は、Windows Update経由でアップデートする以外に、手動で...

クリーンインストール手順

メディアからの起動

メディアの準備が完了したら、まずはメディアからPCを起動します。ここでは、例としてDVDメディアから起動しています。

DVDから起動すると、以下のように「Press any key to boot from CD or DVD...」というメッセージが表示されるので、表示されている間に何かキーを押します。

言語とキーボードの設定

起動すると、次のようなWindowsのセットアップ画面が表示されるので、以下を設定して「次へ」をクリックします。なお、通常はデフォルトの設定のままで問題ありません。

項目 設定値
インストールする言語 日本語(日本)
時刻と通貨の形式 日本語(日本)
キーボードまたは入力方式 Microsoft IME
キーボードの種類 日本語キーボード(106/109キー)

次の画面では「今すぐインストール」をクリックします。

ちなみに左下の「コンピューターを修復する」をクリックすると、インストール済みのWindowsを初期化したり、トラブルシューティングツールを起動することができます。

プロダクトキーの入力

次の「Windowsのライセンス認証」画面では、プロダクトキーを入力し「次へ」をクリックします。

なお、この手順を実施しているPCで、過去に同じプロダクトキーでWindows10をインストールしたことがあれば、この画面でのプロダクトキーの入力は「プロダクトキーがありません」をクリックして、スキップしても自動的に認証されます。

オペレーティングシステムの選択

次の画面ではインストールするオペレーティングシステムのエディションを選択します。

自分が所有しているWindows10のエディションを選択しますが、ここでは、例として「Windows10 Pro」を選択して「次へ」をクリックします。

ライセンス条項への同意

次の「適用される通知とライセンス条項」では、記載されている条項を読み「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

クリーンインストールの選択

次の、インストールの種類では「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」をクリックします。

Windows10をインストールする場所を選択

次の画面では、Windows10をインストールする場所を選択します。

以下の画像のように、古いデータが存在している場合は、Windows10をインストールするドライブ(ここではドライブ0)に作成されているパーティションを、すべて削除する必要があります。

パーティションを削除するには、パーティションを選択して「削除」をクリック、を作成されているパーティションの数だけ実行します。

Memo

なお、パーティションの削除は、Windows10をインストールするドライブに対してのみ行います。PCに複数のディスクが搭載されている場合は注意してください。

パーティションを削除し終えたら、以下の画像のようにWindows10をインストールするドライブのすべての容量が「割り当てられていない領域」となっているはずです。

この状態になったら、Windows10をインストールするドライブを選択して「次へ」をクリックします。

Windows10のインストール開始

Windows10のインストールが始まり、10分ほどで処理が完了しPCが自動的に再起動します。

初期設定手順

PCが何回か再起動したら、以下のような初期設定画面が表示されるので、順に設定します。

なお、ここで設定する内容は、Windowsの設定画面からいつでも変更することができます。

地域の設定

「日本」が選択されていることを確認して「はい」をクリックします。

キーボードレイアウトの設定

オペレーティングシステムのインストール時に指定したキーボードレイアウトが表示されていることを確認して「はい」をクリックします。

2つ目のキーボードレイアウトを追加したい場合は「レイアウトの追加」から追加できます。

ここでは、例として「スキップ」をクリックします。

アカウントの設定

個人用か組織用かを選択します。個人用なら、Microsoftアカウントやローカルアカウントをログオンアカウントとして設定でき、組織用なら、Office365アカウントやドメイン参加などの設定ができます。

ここでは、例として「個人用に設定」を選択して「次へ」をクリックします。

Microsoftアカウントを入力して「次へ」をクリックします。

新たにMicrosoftアカウントを作成する場合は、アカウント入力欄の下にある「アカウントの作成」をクリックし手作成することができます。

また、左下の「オフラインアカウント」をクリックすれば、Microsoftアカウントを利用せずに、ローカルアカウントを作成することもできます。

Microsoftアカウントのパスワードを入力して「次へ」をクリックします。

Microsoftアカウントに2段階認証を設定している場合は、認証コードを入力して「次へ」をクリックします。

PINの作成画面が表示されるので「PINの作成」をクリックします。

PINのセットアップ画面が表示されるので、数字4桁~6桁ぐらいでPINを設定します。「英字と記号を含める」にチェックを入れると、PINに英字や記号も利用できますが、利便性を考えるとデフォルトの数字のみで問題ないでしょう。

サービスの設定

スマートフォンとPCのリンク設定は、スマートフォンで撮影した写真をPCで表示したり、スマートフォンでのテキストメッセージのやりとりを、PCからもできるようになる機能です。

スマートフォンと PC のリンクのヘルプ - WIndows Help

この機能は、必要に応じて後から有効化することができるので、ここでは「後で処理する」をクリックしてスキップします。

次のOneDriveについても、上と同様に後から必要に応じて有効化することができるので、ここでは「このPCにのみファイルを保存する」をクリックしてスキップします。

Cortanaは、Windows 10に搭載されている音声認識機能付きアシスタント機能で、音声や文字を使って、さまざまな検索や各種操作を行える機能です。

Cortanaを利用する予定がない場合や、Cortanaを使いたくないといった、特別な事情がなければ「同意」をクリックで問題ないでしょう。

なお、Cortanaの設定は、後から変更することもできます。

アクティビティ履歴では、Webページの閲覧履歴や利用したアプリなどを履歴として保存しておくことができる便利な機能ですが、収集されるデータは、Windowsの品質向上のために、Microsoftにも送信されます。

利便性を重視するなら「はい」を、プライバシーが気になるなら「いいえ」をクリックします。ここでは、例として「はい」をクリックします。

プライバシーを重視する(Microsoftへのデータ送信はしたくない)場合は、それぞれの項目を「いいえ」に設定してから、右下の「同意」をクリックします。ここでは、例として既定値のまま「同意」をクリックします。

しばらくして、以下のようにログオン画面が表示されれば、初期設定は完了です。

以上で、クリーンインストール作業は完了です。

あとは、Windows Update、アプリのインストールなどを実施します。

クリーンインストールする時に気を付けること

必要なデータはバックアップしておく

Windows10をクリーンインストールする場合、Windows10をインストールするドライブに保存されている既存のデータはすべて削除されます。

残しておきたいデータがある場合は、必ず事前にバックアップしておきましょう。

USBメモリのインストールメディアに気を付ける

「メディア作成ツール」を使ってインストールメディアを作成する場合、メディアとしてDVDかUSBメモリを選択できます。

利便性を考えるとUSBメモリのインストールメディアを作成することをおススメしたいところですが、PCに複数のハードディスクが接続されているマシンでは、USBメモリを利用してWindows10をインストールしようとすると、インストールに失敗することがあるので、注意が必要です。

その場合は、あらかじめOSをインストールするハードディスクのみを接続した状態にするか、BIOSやuEFIの設定画面で、OSをインストールするハードディスク以外を使用しない設定にしておくことで回避できます。

時間がかかる

クリーンインストールは、インストールメディアの準備から始まり、OSのインストール、OSの設定、アプリのインストール、自分用の設定など、利用できる状態にするまでに結構時間がかかります。

時間的に余裕があるときに実施しましょう。

あとがき

Windows10になって、OSをクリーンインストールすることはめっきり減りましたが、それでも、Windows10の機能アップデートを繰り返していると、少なからず不明な不具合に見舞われることがあります。

なので、2~3年に一回はOSをクリーンインストールし直したほうが、Windows10を快適に利用するには必要なことだと思いますし、クリーンインストールに費やした時間に見合う恩恵はあると思います。

記事が役立ったらシェアしてくれるとうれしいです。

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