ChromeOS(Chromebook)で新しいバージョンや最新機能をいち早く試す方法

ChromeOS(Chromebook)で新しいバージョンや最新機能をいち早く試す方法

ChromeOS(Chromebook クロームブック)では、MicrosoftのInsider Programと同じような機能として「ソフトウェアチャンネル」機能が用意されており、チャンネルを切り替えることで一般ユーザーへリリースされる前の新しいバージョンや最新機能をいち早く試すことができます。

そこでここでは、ChromeOS(Chromebook)でソフトウェアチャンネルを切り替えて、新しいバージョンや最新機能をいち早く試す方法を紹介します。

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ここでは、ChromeOS(Chromebook クロームブック)の使い勝手がより向上するおすすめの試験機能と、それらをChrome flagsで有効化する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のバージョンなどでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
ChromeOS Flex102.0.5005.91

ソフトウェアチャンネルとは

ChromeOS(Chromebook)では、ソフトウェアチャンネルとしてStable/Beta/Devの3つのチャンネルから選択できます。

Stable、Beta、Dev の間でソフトウェアを切り替える - Chromebook ヘルプ

Stableチャンネル

Stableチャンネルでは、マイナーアップデートがおよそ2~3週間に1回行われ、メジャーアップデートは4週間に1回行われ、実装される機能は十分なテストが行われています。

そのため、安定性を重視する一般的なChromeOS(Chromebook)のユーザーは、Stableチャンネルを利用します。

Betaチャンネル

Betaチャンネルでは、マイナーアップデートがほぼ毎週行われ、メジャーアップデートは4週間に1回行われ、Stableチャンネルより1か月以上早く、新機能を試すことができます。

実装予定の新機能などを事前にテストしたいときなどに有用です。

Devチャンネル

Devチャンネルでは、アップデートが週1~2回行われ、新機能をいち早く公開することを優先しているため、最も早く新機能を試すことができますが、そのぶん不具合が発生する可能性も高いです。

Canaryチャンネル

ChromeOS(Chromebook)では、一般的には上に挙げた3つのソフトウェアチャンネルを選択できますが、開発者モードを有効化しているマシンでは、コマンド操作でより試験的な機能を利用できるCanaryチャンネルを選択できるようになります。

ソフトウェアチャンネルを切り替える

ソフトウェアチャンネルを切り替える手順は、次のとおりです。

シェルフ右端の時計をクリックして、ステータストレイから「設定」アイコンをクリックします。

ChromeOS(Chromebook)で新しいバージョンや最新機能をいち早く試す方法

「設定」アプリが起動したら、画面左側のメニューから「ChromeOSについて」を選択し、画面右側で「詳細」をクリックします。

ChromeOS(Chromebook)で新しいバージョンや最新機能をいち早く試す方法

「詳細」画面の「チャンネル」欄で現在のチャンネルを確認でき「チャンネルを変更」をクリックすることで、チャンネルを変更できます。

ChromeOS(Chromebook)で新しいバージョンや最新機能をいち早く試す方法

なお、チャンネルを切り替えるときは以下の点にご留意ください。

  • StableからBeta、StableからDev、BetaからDevといったように、現在のチャンネルからより試験的なチャンネルに切り替える際は、既存のユーザーデータを維持したまま切り替えることができます。
  • BetaからStable、DevからStable、DevからBetaといったように、現在のチャンネルからより安定したチャンネルに切り替える際は、Chromebook内のすべてのデータ(ダウンロードしたファイル、写真、所有者権限、保存されたネットワークなど)が削除されます。

あとがき

一般リリース前の新しいバージョンや新機能の動作テストなどを行うことがあるなら、ソフトウェアチャンネルをBetaやDevに切り替えた端末を用意しておくのがおすすめです。