Windows10でデバイス内のファイルを検索する場合、通常はファイル名で検索されますが、ファイルの内容から特定の文字列を検索したい場合があります。
そこで、ここでは検索時に、ファイル名だけでなくファイルの内容も検索対象に含める(全文検索する)方法を紹介します。
目次
動作環境
この記事は、以下の環境で実行した結果を基にしています。他のエディションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Windows10 Pro 64bit | 1903 |
ファイルの内容も検索する方法
Windows10では、デフォルトでユーザーフォルダーにはインデックスが作成されるため、ユーザーフォルダー内のファイルは、ファイルの内容も検索することができます。
ユーザーフォルダー以外の場所にあるファイルは、通常はファイル名でしか検索できませんが、以下のいずれかの方法で、ファイルの内容も検索できるようになります。
- エクスプローラーで検索設定を変更する
- ファイルの内容を検索したいフォルダーに対してインデックスを作成する
なお、ファイルの内容を検索できるファイル形式は、テキスト形式、Microsoft Office形式、PDF形式などです。
エクスプローラーで検索設定を変更する
エクスプローラーで検索設定を変更するには、まずエクスプローラーを起動し、検索ボックスをクリックします。
すると、ウィンドウ上部に検索タブが表示されるので「詳細オプション」から「ファイルコンテンツ」にチェックを入れます。
これで、ファイル名だけでなく、ファイルの内容も検索することができます。
ただし、この方法でファイルの内容を検索できるようにした場合、検索量が増えるため、これまで以上に検索結果の表示に時間がかかる場合があります。
インデックスを作成する
もう一つの方法は、ユーザーフォルダーのように、検索したいフォルダーにインデックスを作成しておくことで、そのフォルダー内を検索するとき、ファイルの内容も高速検索できるようにする方法です。
手順は、次のとおりです。
まず、スタートメニューのプログラム一覧などから「コントロールパネル」を起動します。
「コントロールパネル」画面が開いたら「表示方法」を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」に変更して「インデックスのオプション」をクリックします。
「インデックスのオプション」画面が開くので、画面下の「変更」をクリックします。
「インデックスが作成された場所」画面が表示されるので「選択された場所の変更」で、インデックスを作成したいフォルダーにチェックを入れ「OK」をクリックします。
ここでは、例として「D:\test」フォルダーを選択しています。
「インデックスのオプション」画面に戻ったら「インデックスを作成する対象」に、上で選択したフォルダーが表示されていることを確認して「閉じる」をクリックします。
以上で、新たにインデックスの作成対象にしたフォルダー内(ここでは「D:\test」フォルダー)を検索すると、ファイルの内容も高速検索できるようになります。
なお、大量のファイルが保存されているフォルダーに対してインデックスを作成した場合、インデックスの作成中は、マシンに負荷がかかり、スペックの低いマシンでは、通常の操作に影響が出る場合があるので、注意してください。
あとがき
大量の文書ファイルの内容を検索したいときなどは、インデックスの作成対象にしたフォルダーに保存しておけば、楽に検索できますよ。