CentOS 7のパッケージ管理ツール「yum」で覚えておきたいコマンド

CentOS 7のパッケージ管理ツール「yum」で覚えておきたいコマンド

CentOS 7でパッケージ管理ツール「yum」では、パッケージのインストールやアンインストール以外にも、さまざまな管理用コマンドが用意されています。

そこでここでは、yumで覚えておきたいコマンドを紹介します。

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のディストリビューションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
CentOS Linux7.4.1708

インストール・アンインストール

コマンド説明
yum install パッケージ名(RPMのURL)インストール
yum erase パッケージ名アンインストール
yum group install パッケージグループ名パッケージグループをインストール
yum group remove パッケージグループ名パッケージグループをアンインストール
yum localinstall インストールソースローカルからインストール
オプション:--enablerepo=リポジトリ名

指定したリポジトリからインストールするときに使用

オプション:-y

プロンプトに自動でYesと応答するときに使用

更新(アップデート)

コマンド説明
yum update パッケージ名インストール済パッケージを更新
yum group update パッケージグループ名インストール済パッケージグループを更新 
yum downgrade パッケージ名インストール済パッケージを直前のバージョン
にダウングレード

検索

コマンド説明
yum list installedインストール済パッケージ一覧
yum list updatesアップデート可能なインストール済パッケージ一覧
yum check-updateアップデート可能なインストール済パッケージ一覧
($?:更新あり100、更新なし0、エラー1)
yum search キーワード指定したキーワードを含むパッケージを検索
yum group listインストール済もしくはインストール可能なパッケージ
グループ一覧 (-vオプション付きでの実行したほうがいい)
yum repolist有効なリポジトリ一覧

掃除

コマンド説明
yum clean all キャッシュ(ダウンロードしたパッケージやヘッダファイルなど)を削除

トラブルシュート

「yum update」コマンドを実行したときに、以下のようなメッセージが表示されることがあります。その場合には「yum clearn all」コマンドを実行すると解消します。

Not using downloaded repomd.xml because it is older than what we have:
Current : Tue Jan 3 04:16:51 2012
Downloaded: Wed Nov 2 08:37:45 2011

あとがき

このようにまとめておけば、あとで調べる手間が省けます。