Linuxでroot宛メールを削除・転送する方法

Linuxでroot宛メールを削除・転送する方法

Linux環境では、さまざまなアプリケーションから送信されたroot宛のメールは、デフォルトで「/var/spool/mail/root」 に書き込まれています。

root宛メールは自動的には削除されないので、定期的に削除したり、外部メールアドレスに転送したりしないと、⼤きなサイズに膨れあがり、システム動作に影響を及ぼすこともあります。

そこでここでは、Redhat互換のLinuxで溜まったroot宛メールを削除する方法や、外部のメールアドレスに転送する方法を紹介します。

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のディストリビューションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェアバージョン
CentOS Linux7.4.1708

root宛メールを削除する

root宛メールを削除する手順はいたって簡単で、以下のコマンドを実行するだけです。

# cat /dev/null > /var/spool/mail/root

root宛メールを転送する

root宛のメールを外部のメールアドレスに転送したいときは、以下のように設定します。

「aliases」ファイルを編集し、root宛のメールの宛先を変更します。

# vi /etc/aliases
root: honyarara@gmail.com

ファイルの編集が完了したら、設定を反映させます。

# newaliases

設定が完了したら、正しく転送されるかテストメールを送信します。

# echo "complete setup postfix" | mail -s "`hostname` finished first setup." root

あとがき

root宛のメールを定期的に削除するのが面倒なら、外部のメールアドレス宛に転送するのがおすすめです。