CentOS7:Minimalでインストールした後にGUI機能を追加する方法

CentOS7でサーバー環境を構築する場合、無駄なリソースはなるべく消費したくないので、OSはMinimalでインストールして、必要なパッケージのみインストールすることがほとんどですが、Linuxに慣れていない場合は、GUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)をインストールしておいたほうが、運用が楽になる場合もあります。

そんなときのために、MinimalでCentOS7をインストールした後に、GUIを追加でインストール方法を紹介します。

動作環境

この記事は、以下の環境での動作結果を基にしています。他のディストリビューションやバージョンでは、動作結果が異なる場合があることをご了承ください。

ソフトウェア バージョン
CentOS(Minimal) 7.6.1810

GUI(GNOME Desktop)のインストール

ここでは、GUIとして「GNOME デスクトップ」をインストールします。

コンソールにログインして、以下のコマンドでGnomeデスクトップをインストールします。

# yum groupinstall "GNOME Desktop"

ご覧いただくとわかりますが、パッケージ数やデータ容量がかなりあり、インストールには1時間ぐらいかかると考えておいたほうが良いです。そのため、時間的に余裕があるときに実行したほうが良いですね。

デスクトップ環境の起動

インストールが完了したら、以下のコマンドでデスクトップ環境を起動します。

# startx

無事デスクトップ環境が起動すると、以下のような画面が表示されるので「日本語」を選択して右上の「次へ」をクリックします。

次の「入力」画面では「日本語(かな漢字)」を選択して「次へ」をクリックします。なお、選択を間違えても後から変更可能です。

次の「位置情報サービス」は「オフ」にして「次へ」をクリックします。

次の画面では、Googleアカウントなどを登録できるようですが、今回はサーバー用途を想定しているため、ここは「スキップ」をクリックします。

以上で初期設定が完了したので「CentOS Linux を使い始める」ボタンをクリックします。

「GNOME Help」が表示されますが、再起動するまではデスクトップのメニューなどはすべて英語表示なので、ここでは右上の「×」ボタンでウィンドウを閉じて、再起動後に確認することとします。

デフォルトターゲット(ランレベル)の変更

MinimalでインストールしたCentOS7は、CUI(キャラクター・ユーザー・インターフェース)で起動する設定になっているため、これをGUIで起動するように変更します。

まず、デスクトップ画面左上の「Application」をクリックして「Favorites」から「Terminal」をクリックします。

「Terminal」が起動したら、以下のコマンドを実行して、現在のデフォルトターゲットを確認します。

# systemctl get-default
multi-user.target

MinimalでインストールしたCentOS7では、デフォルトターゲットが「multi-user.target」になっています。

そこで、次のコマンドを実行して、デフォルトターゲットを「graphical.target」に変更します。

# systemctl set-default graphical.target

「Terminal」での表示は次のようになります。

これで、次回のからGUIで起動するようになります。

最終確認

設定が済んだら「Terminal」を閉じて、デスクトップ右上の電源ボタンをクリックして、メニューから再度電源ボタンをクリックして「Restart」をクリックし、マシンを再起動します。

再起動が完了したら、GUIが起動することを確認し、任意のユーザーでログインしてみます。

ログインすると、先ほど実施した初期設定画面が再度表示されるので、同じ内容で設定しておきます。

初期設定が完了すると、先ほど英語だった「GNOME ヘルプ」が日本語で表示されており、デスクトップのメニューも日本語で表示されていると思います。

あとは、テキストエディターなどでキー入力や日本語入力ができるかを、確認しておけば良いでしょう。

あとがき

CentOS7のGNOMEデスクトップは、洗練されたデザインですが、メモリを結構消費します。メモリは最低でも2GB、快適な動作のためには4GB以上を搭載しておくことをおススメします。

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